塩と健康
 は人間の生命活動に欠かせない。それは塩の生理作用に由来する。塩は体内で生命維持に必要な様々な機能を果たすからだ。塩は体内で合成できないので必ず摂取しなければんらない。塩には様々な商品があるが、塩から塩化ナトリウム以外のミネラル摂取は1日当たりの必要量から考えて期待できない。それではにがりからはどうであろうか?マグネシウムやカリウムについては有用な摂取量となるが、他のミネラルについては期待できない。

 生命活動に必須な塩でも食べ過ぎれば害となることがある。典型的な疾患は高血圧だ。塩と高血圧の関係は疫学調査の結果から注目されだしたが、食塩摂取量との関係は比例的ではない。遺伝的な体質が高血圧を発症させる大きな要因である。学術研究の結果から海外では減塩政策に対していろいろと報道されている。減塩運動が盛んに行われているが、減塩によって血圧が下がるのは食塩感受性の人だけであって、かえって上がる人もいる。食塩摂取量と高血圧との関係を明らかにすべく介入試験が行われてきたが未だに解決されていない。そのような中で減塩には危険性があることが分かり、今や一律の減塩を促す保健政策が批判され、日本ではないが海外では減塩政策に対する是非の論争が盛んに行われている。

 食塩摂取量と疾患との関係では高血圧だけではなく、胃癌、骨粗鬆症、糖尿病、心疾患といった他の疾患との関係が報じられている。
 

  1.塩の生理作用

  2.塩からのミネラル摂取量

  3.にがりからのミネラル摂取量

  4.塩と高血圧

  5.塩と胃癌

  6.塩とその他疾患

7. 食塩感受性 

8. 疫学調査

9. 減塩運動

10. 塩と高血圧に関する海外報道

11. 食塩摂取量

12.  減塩の危険性

13. 介入試験

14. 喘息、呼吸器系疾患の治療

15.