溶解採鉱製塩法
岩塩鉱床に二重管を差し込み、中央の管から水を入れ、塩を溶かして濃くなったかん水を外側の管から取
り出す採鉱法で、乾式採鉱法に比べて簡便でコストが掛からない。得られたかん水は溶解再製製塩法の精
製工程にしたがって精製され、真空蒸発缶や加圧蒸発缶により煮詰められる製塩法である。
溶解採鉱法によって出来た空洞は崩壊により地盤沈下の原因になるので、その大きさ、形状をレーザーで
監視しながら採鉱する。天井は、溶解が進んで崩壊しないように空気層で遮断されている。
形成された空洞は原油の備蓄等に利用されることがある。