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8.微量必須ミネラルの担体

 塩自身が必須ミネラルであり、その摂取量は比較的一定の範囲にあるので、その中に微量必須ミネラルを添加することにより塩をそれらのミネラル担体として利用できる。日本では食品添加物の規制があるので事例を上げられないが、海外では例えばヨード、フッ素、鉄を添加した塩があり、それぞれヨード欠乏症、虫歯、貧血の予防のために使われている。

 家畜に食べさせる塩でも様々なミネラルが添加されてミネラル欠乏症を予防し、家畜の健康維持に役立っている。