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2017.11.01

YouTubeで見る減塩効果の嘘

 YouTubeでは減塩に関するサイトが数多くある。中でも物理学者である武田邦彦のサイトは減塩に対する効果について正当なことを言っている。医学者ではないことを断って減塩に対する医学界と政府との取り組み、およびメディアの対応を批判している。高血圧症に対する考え方は滅茶苦茶であり、まして塩摂取量との関係は数少ない塩感受性の人々を除いて論外であるとしている。内容が重複しているサイトがあるので、代表的なものを取り上げ紹介する。武田鉄矢の減塩運動に対する疑問、ニガリの効果を体験したサイトもあり説得性があるように聞こえるが、科学者ではないので、科学的に説得性がない。特に塩商品については科学的に間違って認識している。

 

減塩食の真実 2017/02/14に公開 12分 視聴回数 2,690回 2017.9.1現在

https://www.youtube.com/watch?v=dkIzP_D9Q3E

 減塩食で病気がかなり出ているのではないか?塩摂取量と血圧が関係している日本人は医者によって違うが、2割とか4割と言う。データがまだはっきりしていない。およそ3人に1人が減塩で血圧は下がり、3分の2人は塩と血圧は関係ない。したがって、ある意味では減塩食は血圧とはほとんど関係ない。減塩食をヘルシーと言っているが、ヘルシーでも何でもない。32の人が塩と血圧とは関係ないので、減塩食でも高血圧になることはある。

減塩食には危険性がある。減塩で血圧が下がれば、血流量が下がるので冷え症になり病気になる。血流の十分な所はガンにならない。ガンは血流の不足によって起こる場合が多い。腎臓病もそうで、腎臓に十分な血液が行かない。うつ病も頭に十分な血液が行かないことで発症することが多い。塩分は2/3の人には関係ない。関係のある人が減塩すると血圧が下がり、血の巡りが悪くなって病気になる。心臓で高い血圧を維持して体の血流を良くしているのに、わざわざ減塩食で無理やり血圧を下げると血の巡りが悪くなる。減塩食は塩分が血圧に関係のない人には必要なく、3分の2くらいの人々は自分の好きな味にする。塩分が血圧に関係する人は下手に減塩食を食べると血流が減って体が冷えて多くの病気になる。つまり減塩食が健康に良い人はほとんどいない。

長野県の男性は塩摂取量が12 g/d以上であるが、日本一の長寿である。塩摂取量が多いからと考えた方がよい。

血圧が心配な人は、減塩食がヘルシーと思うのではなく、自分の血圧を定期的に測って血圧が上がっているとか、下がっていることをちゃんと見る。年を取って血管が固くなり血圧が上がるのはしょうがない。血圧を上げる原因があって、病気で血圧が上がっておれば、それを医者が治療すると言う順序になる。

 

騙されるな!  2017/03/22公開 31分 視聴回数8,444回 2017.11.13現在

https://www.youtube.com/watch?v=erAFGGwbKBU

 今日から食塩と血圧との問題を取り上げる勉強を始める。塩の生理学的作用は色々あるのに血圧の事だけを取り上げて、食塩の必要性を言ったら間違ってしまう。

 東京大学医学部の藤田敏郎先生の研究を紹介。塩を食べると血圧が上がり、減塩すると血圧が下がる塩感受性の人と、塩を食べても血圧は上がらず、減塩しても血圧は下がらない塩非感受性の人がいる。塩感受性の人はわずか20%、非感受性の人は50%、残り30%は他の要因で血圧が上がる。塩を食べると血圧が上がると言う医者は全くおかしい。塩感受性は簡単には分からないので、取り敢えず減塩を試してみて塩感受性であるかどうかを判断してから、塩感受性の人には減塩を勧めるのが医者の正しい診察。

 

塩と血圧 錯覚 2017/04/22に公開 12分 視聴回数 2,535回 2017.9.1現在

https://www.youtube.com/watch?v=w0v-no1PBhQ

「減塩食の真実」とほぼ同じ内容。減塩すれば血圧が下がると言うのは錯覚。日本人の3分の1の人しか減塩で血圧は下がらない。

 

減塩食を普及させるワケ 2017/04/25に公開 13分 視聴回数 8,8872017.9.1現在

https://www.youtube.com/watch?v=eqKRKtYQQXw

 医者が治療のために降圧剤を出せるのは病気の時に限る。加齢によって血圧が上がるのは当たり前。それを高血圧症という症状を高血圧病という病気にすると降圧剤を処方できる。しかし、高血圧病でなければ降圧剤の処方は医者の権限を越えており、通常であれば逮捕できる。薬には副作用があるため、病気でもないのに薬を出すのは違法だから。

 高血圧学会は自分達が医者であるから治療する人を増やすために高血圧のガイドラインを下げてきて、今130 mmHgとしている。20148月に日本(人間)ドック学会が人間ドックの健康診断で健康な人の血圧平均値は147mmHgとした。このことから高血圧症の定義である130 mmHgというのはおかしい。しかし、130 mmHgは平均値である。平均値はその人の正常値ではない。個人によって正常な血圧が違うのは当然の事。年齢によっても異なる。医者は個人の正常な血圧を測定して、それより血圧が高い時に医者は降圧剤を処方できる。しかし、正常な血圧を測定する方法はない。ないから平均値130 mmHgを使う。しかし、それはだめ。患者の正常な血圧値を平均値の130 mmHgとして医者は判断する。それは医療ではない。医療は個人に対してきちんと正常な血圧を測らなければならない。平均値を使うのは医療ではないから医者は降圧剤を処方できない。それではどうして厚生労働省と組んで医学会が血圧を下げようとしているか?それはお役所仕事であるから。お役人は個人が高血圧症で死んでも良い、国民が高血圧に関係する病気で死ぬのが少なくなれば、お役人は縦割り行政上、役割を果たせる。例えば、血圧を下げれば認知症も増えるし、ガンも増える。これは当たり前。頭に行く血液は少なくなるし、血液中の制ガン物質で発ガンを抑制しているからだ。しかし、厚生労働省の高血圧担当官はガンで死ぬ人が増えても関係ない。医師もそうである。だから集団の血圧平均値を下げる。集団の血圧平均値を下げれば必ず集団の高血圧でなくなる人は減り、ガンでなくなる人は増える。個人と集団は違う。血圧で塩に関係している人は5人に1人。後の4人は関係ない。ところが減塩食を普及させれば5分の1の人の血圧は下がるので、平均値は下がる。集団の平均値と個人の平均値とは関係ない。個人の血圧値を集団の平均血圧値では表せない。平均値を使って高血圧症と判定したり、塩を食べると血圧が上がると言うのは無茶苦茶。

 

お塩の考え方 2017/07/29公開 10分 視聴回数1,832回 2017.9.1現在

https://www.youtube.com/watch?v=4PlpdVH4R7Y

血圧は時間、季節、測定環境によって大きく異なり、血圧についてどこが正常血圧か分からない。塩を舐めて血圧が上がると言うのは嘘。日本人で5人に1人は塩を舐めれば血圧は上がるが、その他の人は塩を舐めても血圧は上がらない。減塩で血圧が下がると言うのはメディアが作り上げた幻想。血圧に関しては健康を守ると言うことはできない状態になっている。

 

武田鉄矢  体験談

減塩は大ウソ!  2017/10/04公開  26分 視聴回数423回 2017.11.14現在

https://www.youtube.com/watch?v=JebfMxm1arQ

 番組「今朝の三枚おろし」の中で塩を取り上げ、塩について再考している。減塩信仰はどこから来たか?について体験談も交えて解説している。

にがりを朝夕に数滴ずつ飲んで1ヶ月以上飲んだが、何の変化もなかった。減塩運動は果たして正しいのか?司馬遼太郎の本「俄」の中で書いてあるが、江戸時代、牢獄の中で最大の刑罰は塩抜き。塩を抜かれると体がフニャフニャになる。体力が減少する。このことからニガリの入った良い塩を摂らなければならないと思った。

 

 以上、YouTubeに掲載されている幾つかのサイトを紹介した。キーワード「減塩 嘘」で検索すると数多くのサイトがヒットする。見出しは違っても内容はほぼ同じと言うサイトもある。違う人のサイトを紹介しきれないので、関心のある方は見て頂きたい。