食品業界は減塩に失敗したので自主規制は味を悪くしている
Self-regulation Leaves Bad Taste as Food Industry Fails to Drop the Salt
By George Institute for Global Health
MedicalXpress January 9, 2020
スーパーマーケットの棚にある食品の塩含有量についての新しい研究によると、塩の問題になると、オーストラリアの大手食品製造者達は健康的な製品を作るために自主的な確約を果たせていない。George Instituteの専務取締役のブルース・ニール教授は、健康に悪い食事は世界的に主要な死因であり、過剰な塩摂取量が主犯である、と言った。“我々が食べている塩の大部分は加工食品や包装食品に隠れており、ほとんどの人々は、彼等の摂取量が血圧を上昇させ、寿命を縮めることに気付いていない、”とニール教授は言った。
George Institute for Global Healthの研究者達はオーストラリア食品製造者16社からの4,500以上の製品塩含有量を分析した彼等のFoodSwitchデータベースを使い、2013年と2017年の間で何らかのポジティブな変化があったかどうかを調べた。含まれている会社の中で10社はThe International Food and Beverage Alliance (IFBA)のメンバーで、IFBAは減塩を含めて再構成を通して製品の健康度を改善するように委託した。結局、2013年と2017年の間でIFBAメンバー会社による塩含有量低下の明らかな低下エビデンスを研究は明らかに出来なかった。“多くの製造者達は彼等の製品の塩含有量を改善すると確約したけれども、むしろこれらの確約を実行したようにはほとんど見られなかった、”と彼は言った。
“研究で多くの全く同様の食品や飲料の塩含有量に幅広い変動を我々は見出した。そのことは製造者が低塩商品を作ることは技術的には全く可能性であることを意味する、”とニール教授は付け加えた。“どうして製造者達が塩含有量を減らせられないかと言う他の理由が明らかにある。塩の問題になると、自主的な公約は十分ではない、と私には思われる。我々は多分、規制で政府に踏み込んでこれを進めさせる必要がある、”と彼は付け加えた。
改善が見られた加工肉、既製食品、美味しいスナックのような幾つかの製品カテゴリーがあるけれども、変化していない多くの製品がもっとあった。
“塩含有量は包装の裏に非常に小さな文字で書かれているので、消費者が買った物を追跡することは非常に難しい-表示は製造者達に実際に責任を負わせてより良くする。世界最大の会社がいくつか入っているIFBAメンバーがより良く出来ることを望むだろう。”
多すぎる塩を摂取することは人々の血圧を上昇させ、そのことは脳卒中や心疾患による早死に一番寄与する要因の1つである。約9 g/dで、オーストラリアの平均塩摂取量はWHO勧告値(5 g/d)のほぼ2倍である。世界中で過剰な塩摂取量は毎年約3百万人死亡を引き起こすと推定されている。