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塩は高血圧の原因にはならない? と新しい研究は言っている

Salt Doesn’t Cause High Blood Pressure? Here’s What a New Study Says

By Mandy Oaklander

TIME   September 10, 2014

 

ナトリウムは血圧を悩ます種とのレッテルを張られてきた。しかし、我々は塩を公平に扱っているのだろうか?

アメリカ高血圧学会誌に発表された新しい研究は8,670人のフランス人からのデータを解析し、年齢のような要因を調整後の男女いずれでも塩摂取量は収縮期血圧と関係ないことを発見した。

どうして関係ないの?著者が書いている一つの説明は、我々全てが仮定している塩と高血圧との関係は誇張で、かつて信じられていたよりももっと複雑であることだ。しかし、食事における血圧とナトリウムとの間には統計的に有意な関係は発見されていないにもかかわらず係わらず、高血圧である患者達は高血圧でない患者達よりも有意に多くの塩を摂取しており、他の研究が示してきたように、塩は人々に異なって影響を及ぼすことを認識しておくべきである。

血圧に影響を及ぼすと思われる要因に関する限りでは、アルコール摂取量、年齢、BMIのほとんど全ては上昇と強く関係していた。果物や野菜をもっと多く食べることは低下に大きく関係していた。

“体重増加を止めることは高血圧の流行を阻止するために全集団への最初の目標にすべきである。”と研究の著者は書いた。

アメリカ人はあまりにも多くの塩を摂取し過ぎているという警告で攻められていると言う事実を突きつけられて皆驚いている。ちょうど昨日、疾患管理予防センターは、アメリカの子供達の90%がガイドラインで勧められている以上の塩を摂取していると言う結果の報告書を発表した。その塩のほぼ半分は子供達が沢山食べる傾向のある10点の加工食品から来ている。その食品はピザ、パン、加工肉製品、塩味スナック、サンドウィッチ、チーズ、加工鶏肉、パスタ料理、メキシコ料理、スープである。

疾患管理予防センターは、塩が血圧に直接的に影響していると固く信じている。“我々は証拠全体を考えている。科学的研究の大多数は減塩するにつれて血圧は下がる、と確信している。”と疾患管理予防センターの心疾患と脳卒中予防部のJanelle Gunnは記者会見で言った。

塩を取り巻く科学は途方もなく混乱しており、矛盾した研究がしばしば発表されることを我々は前に報告した。非常に多くの栄養グループの苛立たしい現実と一致して、どちら側も決定的に論争に勝てなかった。

とかくするうちに、塩の入った加工食品を抑制することは害にならないはずとなったが、我々が入れる数ポンドは血圧低下をもたらす時、我々が避けている塩よりもずっと役立つことさえあるかもしれない。