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“塩戦争”は悪い科学に基づいた悪い政策

連邦政府の乳母状態で十分

The ‘War on Salt’ Is Bad Policy Based on Bad Science

Enough Is Enough with the Federal Nanny State

By David Harsanyi

National Review 2016.06.03

 

 アメリカ合衆国で役割を果たしている数少ない公開された権威ある機関の一つである公益科学センターは、アメリカ人の塩摂取量を規制することを拒否するために前に食品医薬品局を告訴した。心配なし:今週、オバマ政権は最終的に公益科学センターのジャンク・サイエンス(証拠がない科学)を採択し、塩があたかも危険な化学品であるかのように完全に無害な成分として扱うように会社に注意する新しいガイドラインを設定するように食品医薬品局に指示した。

 保健福祉省の秘書シルビア・マシューズ・バーウェルは、私企業に減塩を強いることは消費者の手に力を戻すことであると説明した。もちろん、消費者は望めば、穏やかに減塩できる製品を既に選べる。しかし、漸進的な言及で、人々の選択肢を制限することは彼等に力を与えることと同じである。我々の政府によると、消費者が非常に多くの選択肢を持つことは“選択肢に対してデッキが積み上げられてきた”ことを意味する。

 良いニュースは、食品医薬品局は全てのことについてほとんど常に悪いことである。悪いニュースは、我々のおせっかいな政府が悪い勧告でアメリカ人を誤解させることを許す信じられないほど馬鹿げた先例をこれらのガイドラインが作ったことである。

 しかし、しばらくの間その点を容認して、塩はあなたを殺していると言おう。

 あなたが最後の非現実的な理想主義者の一人であれば、次のように自問するかもしれない:“全ての市民が健康的に生きることを保証すると言う運動を始めるオバマ政権にどんな統治原理が法的な権限を与えるか?自分のスープがどれくらい塩辛いかを管理する声明にどんな原理が権威を持たせるか?”結局、生活状態は殺し屋である。ワシントンD.C.が食品中の成分量(毒物成分ではない、あるいは即座に健康に悪い成分ではない、あるいは隠された成分でもないが、公益科学センターが泣いて訴えたいと決めた成分)を規制できれば、何処が成分量を規制できないか?そして塩が全てこの注目に値するとすれば、どうしてオバマ政権は市民に砂糖の摂取による多数の自殺行為をさせておくのか?乳製品もか?漂白された小麦粉もか?キャノーラ油もか?

 “アメリカ人は心不全や脳卒中の危険率を下げるために減塩を必要としている。食品医薬品局が提案した目標を会社が達成すれば、公衆保健に大きな利益となろう。会社がこれらの自発的な目標を達成できなければ、強制的な制限は安全な塩摂取量に達するために必要であることは明らかであろう。”と食品医薬品局がそのメモを発表した後に、公益科学センター長ミカエル・F. ジャコブソンはABCニュースに説明した。

 今、“私が何をする必要があるかを教えてくれるのはミカエル F. ジャコブソンですか?”とあなたは自問するかもしれない。そうですね、自発的に何かをしなければ、政府は強制する義務を持っている、と1971年以来こせこせと正体を暴いてきたジャコブソンの機関は今や言う。

 しかし、それらを全て脇に置いて、塩が悪くないとすれば、何が起こるか?何時ものように、公益科学センターが間違っていればどうなるか?食品医薬品局が間違った科学を推し進め、公衆衛生を改善するために何もしないことを実行に移すことを会社に強いるとすれば、どうなるか?これらの実行が人々を傷付けることになるとすれば、どうなるか?

 2,3年前に雑誌サイエンティフィック・アメリカンは、“アメリカ高血圧学会誌に全部で6,250人の被験者を含む7研究のメタアナリシスは、減塩が心臓発作、脳卒中、または正常血圧者または高血圧者の死亡についての危険率を下げると言う強いエビデンスを見つけられなかった。”と報告した。事実、塩が有益な効果を持っていることをいくつかの研究は見出した。8年間3,700人の健常人を追跡したアメリカ医学協会誌の研究は同様の効果を見出した。

 明らかにこれらの研究が意味することについてまだ不一致がある。しかし、確かに決定的な研究が科学界で達成されなかった時、食品医薬品局は塩に関する立場を権威付ける業務を持っていない。“科学は不確実であり、あなたが一般的な住民であれば、私は広く行き渡った減塩を支持できない。”とクリーブランド・クリニックの心血管医療部長スティーブン・ニッセン博士は今週USA Todayに語った。

 今や、これがアメリカ人を自分のために考えたり行ったりすると言う煩わしさから救うと私は思った。アメリカ人は何にでも表示し、全てのことについて警告されることを望む。The Federation of American Societies for Experimental Biology Journalによる新しい研究は、調査した人々の80%はDNAを含んでいる食品に表示を望んでいることを明らかにした。その数値は遺伝的に変更された微生物を含んでいる標示食品を支持する人々とほぼ同じである。遺伝子を組み替えられた有機物は、DNAが危険であることについて知られているからである。

 疑いもなく、塩について人々に尋ねると、同じ反応を示してきた。しかし一般的に健康でありたいと望む人々は持っている手段を使い、そうでない人々は使わない。例えば、気にかけている人々のために、食品医薬品局はほとんどの包装食品に“栄養成分”表示を更新したばかりである。それはより透明性を確保する試みの一つであり、政府が悪い科学を固定化させ、我々が食べられる物を指示する試みで不必要に介入する政策に縛り付ける別の試みである。