塩水フロー電池はリチウム・ベースの送電網規模電池の代替となる
Salt Water Battery Offers Alternative to Lithium Based Grid-Scale Storage Batteries
By EIN Presswire
https://wgntv.com/ 2024.03.13
塩水フロー電池は、脱塩と蓄熱の追加機能を含むリチウム・ベースの送電網規模電池の代替品を提供する。
再生可能エネルギー分野の目覚ましい進歩として、従来のリチウム・ベースの貯蔵解決策に代わる画期的な代替手段として、新しい塩水電池技術が登場した。送電網規模の用途のニーズを満たすように設計されたこの革新的な技術は、既存の電池システムを大幅に上回る多数の利点を誇る。安全性、効率性、環境上の利点を独自に組み合わせた塩水電池は、エネルギー貯蔵を再定義することになる。
塩水電池技術の比類のない利点：
● 膜は不要：バナジウムや臭素の電池とは異なり、塩水電池は高価な希少金属膜を必要としないため、コストと環境への影響を大幅に削減できる。
● 二重機能の淡水化：この画期的な技術は、エネルギーを貯蔵するだけでなく、海水を淡水化する機能も備えているため、エネルギー貯蔵に加えて重要な淡水源を提供する。
● 蓄熱機能：液体塩水電解質は、主な機能に加えて、同時に蓄熱も提供し、温度(低温または高温)を維持してエネルギー効率をさらに高めることができる。ヒートポンプと連携して、システムは送電網ベースの電力からの熱エネルギーを蓄え、ピーク時の需要コストの上昇を抑えるために使用できる。
● 固有の安全性：塩水電池はリチウム電池に伴う火災の危険がないため、大規模装置に安全な選択肢となる。
● シンプルな構造と迅速な導入：組み立ての容易さと市場投入までのスピードを考慮して設計されたこれらの電池は、標準のモジュール式輸送コンテナに収納できるため、拡張性と柔軟性が促進される。
● 環境に優しいリサイクル：リチウム、バナジウム、臭素電池と比較して、塩水電池のリサイクル・プロセスは容量シンプルで環境に優しく、この技術の実現可能性を強調している。
● 長期エネルギー貯蔵：液体電解質を分離することで、パフォーマンスの低下なしに長期間のエネルギー貯蔵が可能になり、長期間の信頼性が確保される。
● スケーラブルな容量：3,000 kWh(3 MWh)から始まる塩水送電網規模電池の容量は、あらゆるサイズの要件を満たすように無制限に拡張でき、比類のない柔軟性を提供する。
● 複雑さとメンテナンスの軽減：リチウム・システムの何千もの接続と比較すると、塩水電池は故障やメンテナンスの可能性を減らす。
● 再生可能エネルギー発電の統合に最適：塩水電池の充電特性は太陽光発電と風力発電の発電パターンと完全に一致しており、4～6時間の充電時間で、シームレスな再生可能エネルギーの統合を促進する。
SalgenxとInfinity Turbine LLCについて
SalgenxはInfinity Turbine LLCとの戦略的提携により、変革ソリューションの最先端に立ち、送電網規模の塩水電池エネルギー貯蔵を通じて卓越性と革新性への取り組みを示し、製造と電池技術において比類のない基準を確立することを目指している。
