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水に塩を溶かすことは化学変化であるか物理変化であるか?

Is Dissolving Salt in Water a Chemical Change or Physical Change?

By Anne Marie Helmenstine

thoughtco.com より  2020.01.13

 

 食卓塩(塩化ナトリウム、NaClとしても知られている)を水に溶かすと化学変化または物理変化があるか?さて、化学変化は化学反応を伴い、変化の結果として新しい物質ができる。他方、物理変化は物質の外観に変化を起こすが、新しい物質はできない。

 

塩を溶かすことが化学変化である理由

 水に塩を溶かすと、塩化ナトリウムはNa+イオンとCl-イオンに分かれ、化学式で次のように書かれる:

   NaCl(固体) → Na+(溶液) + Cl-(溶液)

 したがって、水に塩を溶かすことは化学変化である。反応物(塩化ナトリウム、またはNaCl)は生産物(ナトリウム陽イオンと塩化物陰イオン)とは異なる。

 したがって、水に溶けるイオン化合物は化学変化を起こす。対照的に、砂糖のような電子対を共有する化合物を溶かすことは化学反応ではない。砂糖が溶けるとき、その分子は水中に分散するが、化学性を変化させない。

 

ある人々が塩の溶解を物理変化と考える理由

 この疑問に対する答えをオンラインで探すと、塩を溶かすことは化学変化と反対に物理変化であると主張する答えのほぼ同じ数を見るだろう。化学変化を物理変化と分類するのに役立つ1つの一般的なテストのために、混乱が生ずる:変化を始める物質を物理的な工程だけを使用して回収できるかどうかである。塩溶液から水を沸騰させてなくすと、塩を得る。