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A Blog by the American Lung Association

 

有望か偽物か?ハロセラピー:塩洞窟温泉治療の復活

Promising or Placebo? Haro Salt Therapy: Resurgence of a Salt Cave Spa Treatment

By Editorial Staff

https://www.lung.org/より   2020.04.02

 

 温泉の日。我々は皆、温泉が必要だ。温泉は体と心をリラックスさせ活性化させるが、肺についてはどうか?最新の温泉でますます見られる新しい傾向はハロセラピー、あるいは塩治療で、吸入できる塩粒子は呼吸を改善させるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や喘息のような肺の状態のために塩治療かたはハロセラピーの想定されるメリットで話題のニュースがある。しかし、何が正確に塩治療法か、そしてそれが有益か有害か?

 結局のところ、塩治療法は全く新しいものではない。1843年まで溯ると、Feliks Boczkowskiと言う名前のポーランドの医者が、塩鉱山の労働者達は他の鉱山労働者と比較して呼気器官の問題または肺疾患を起こさないことに気付いた。ほぼ100年後、Karl Hermann Spannagelと言う名前のドイツ人は、第二次世界大戦中に爆撃を避けるために塩洞窟に隠れた後で、彼の患者の健康が改善されたことに気付いた。塩治療法の有益性のニュースは東ヨーロッパ中に広がり、そこではポーランドからドイツ、イギリスまで、今日これらの大きな塩部屋を提供する多くの場所がある。韓国の浴場にさえそれがあり、ヒマラヤ海塩の強大な塩板で完全に作られた部屋にいる間、座ってリラックスして塩気のある空気を吸うことができる。

 それでは、それはどの様に機能するか?そう、科学界は本当に確信していない。吸入された小さな塩粒子が肺の微生物を殺すことから、炎症を抑え、粘液を減らすことまで、あるいはこれらの仮説を混合させることで多くの理論がある。

 アメリカ肺協会の上級科学顧問のノーマン・エデルマン博士は、潜在的にハロセラピーは単なるプラセボ効果以上のものである可能性があることを示唆している。喘息やCOPDのような閉塞性肺疾患のあるほとんどの人々は痰(唾液と粘液の濃厚な混合物)を吐き、それを吐こうと苦しくなることがある。(例えば、最後に気管支炎に罹ったときのことを考えてみる。) 塩治療法はこれらの症状を和らげる可能性があることをエデルマン博士は示唆している。「細かい塩粒子が吸引されると、それらは気道内壁に付着し、気道に水を引き出し、粘液を薄くし、吐き出しやすくする、このようにして人々は良くなったように感じる。また、これらの環境はアレルギー源がなく、したがって、肺に影響を及ぼすアレルギー源のある人々を良くする。」とエデルマン博士は言った。

 現時点では、塩治療法などの治療に関する患者と臨床医のためのガイドラインを作製するための証拠に基づく発見はない。このことは疑問を投げかける-人々は現在の医学的指導なしに治療法を使うべきか?暖かい部屋は細菌の成長に理想的な条件を提供するので、部屋がどれだけ良く維持されているか、と言う問題もある。結論:塩治療法は間違いなく医者と話し合われるべきである。