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馬の塩に関する大論争

塩の問題は頻繁に提起され、終わりのない議論になる傾向がある。

The Gret Equine Salt Debate

By Hiformequine

https://www.hiformequine.co.uk/      2023.11.02

 

 塩は馬の飼料における電解質とミネラルの両方に使用される。塩に含まれる塩化ナトリウム含有量が脳内で測定され、これが馬に水を飲むよう信号を送る。血中濃度が低い場合、馬が水を飲む信吾は大幅に減少する。これは馬に神経系、消化、筋肉機能にとって非常に重要であり、塩化物は血液のpH値のバランスを助けることができる。

 

塩の違い

 塩または塩化ナトリウム、40%が塩化物、60%がナトリウムである結晶性の鉱物である。食事中の塩分が多すぎたり、不足したりするとリスクが生じる可能性がある。塩分の摂取は、電気インパルスや体液バランスや筋肉機能の維持などの重要な機能を実行する際に、脳と神経を助ける。ほとんどの食用塩は、岩塩鉱床などのミネラル豊富な供給源から、または海水を蒸発させることによって採取される。塩は食事の風味付けに加えて、細菌の増殖を防ぐ防腐剤としても機能する。

 

 普通の食卓塩は自然の堆積物から抽出され、摂氏649度まで加熱される。この過程で多くの不純物や微量ミネラルが除去される (訳者注:これが真実かどうか不明。有機物であれば燃焼してなくなる) 。通常の食卓塩には固結防止剤と呼ばれる添加物が含まれていることが多く、これは塊の形成を防ぐのに役立つが、実際には思っているほど自然ではない。食品グレードの食塩が97%を占めている。塩化ナトリウムの他にヨウ素も含まれている。

 海塩。主に塩化ナトリウムで構成されているが、食塩とは異なり、海塩はあまり加工されておらず、非常に粗い物である。海水を蒸発させて作られる。海塩には、鉄、カリウム、亜鉛が含まれている。時には色が濃い種類の海塩に気付くことがあるが、一般に不純物や微量ミネラルの濃度が高いのが特徴である。これらは塩の味に影響を与える可能性があるが、栄養価には影響しない。

 海塩に関して我々が注意しなければならないことの1つは、精製度が低い可能性があることである。しかし、これを確認するにはさらに調査を行なう必要がある。

 

馬に最適な塩は何か?

 ケルト塩はかなり粗い塩である。フランスの潮だまりから供給されており、かなり塩味があり、食塩よりも濃度が高いため(著者注:反対に低い)、使用量は少し控えめにする。通常はグレー色である(著者注:泥の色のため)。ケルト塩には、微量のマグネシウム、マンガン、亜鉛が含まれている。ヨウ素とカリウムが含まれており、通常の食塩よりもナトリウムが少ない。

 コッシャー・ソルト。かなり粗い塩なので直ぐに溶ける。それは主に自然の堆積物から供給されるが、海水から供給されることもある。塩の重さを量ると、コッシャー・ソルトの重さは、通常の食卓塩の大さじ1杯よりも大幅に軽くなる。さらに大きなフレークサイズもある。コッシャー・ソルトにはヨウ素が含まれていない。

 ヒマラヤのピンク塩。パキスタンから手作業で調達される。そしてそれは世界で2番目に大きな岩塩鉱山からのものである。ヒマラヤ塩は独特の風味と美しいピンク色を持っている。微量の酸化鉄または錆が鮮やかな色の原因となる。この塩には、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルも含まれている。繰り返すが、ヒマラヤ・ピンク塩は通常の食卓塩よりもナトリウムが低い。そして、それはより純粋な塩の品種の1つと考えられている。いくらかのヨウ素が含まれている可能性がある。しかし、その量はヨウ素添加塩に含まれる量よりも少ない。

 ナトリウムは細胞の水分保持を助けるために、体が機能するには一定量の塩分が必要である。適度に摂取すると、血圧を健康な範囲に保つことができる。適度な塩分摂取は確かに関係している。ナトリウムは、細胞機能を維持するのに十分な水分を体内に確保し、筋肉の収縮と弛緩を助ける。神経細胞のコミュニケーションを助け、脳の健康を促進する。必須ミネラルと考えられているヨウ素を含む塩は、必要に応じて健康を助けることができる。

 

では、馬が食事に余分な塩分を必要としているかどうかはどうやって分かるか?

 ここで、食品やサプリメントのラベルを読む必要がある。ナトリウムは栄養パネルと主要ミネラル・セクションの下に置かれている。

 塩を加えるのは、暑い季節、激しい運動時、ストレスを感じているときなど、電解質として使用する場合である。

 馬が水の摂取量を制限したり、地面や物をなめたりしている場合、これは馬の体内の塩分不足の症状である可能性がある。

 経験則としては、栄養価が高く、ミネラルも豊富に含まれているヒマラヤ岩塩を馬に使用することである。私はそれを馬が必要なときにアクセスできる塩舐めとして使用する。現在の飼料で適切な量を摂取している場合、各飼料に塩を添加することは保証されない。しかし、そうでない場合は、必要なときにヒマラヤ岩塩と海塩を毎日小さじ1杯ずつ混ぜる。

 通常の食用塩はプラスチックで汚染されていることが多く、ヒマラヤ塩や海塩のような栄養成分が含まれておらず、さらに固結防止剤が含まれているため、馬にそのような貧弱なナトリウム源を食べさせたくないからである。

 ミネラル組織塩は、ハーブ抽出物、アミノ酸、微量元素、ビタミンとともに自然療法を構成する栄養素のグループの一部を形成する。HiFormのエッセンシャル・デイリーには、」これらの塩が容易に吸収され利用され、馬の体との適合性が高いため、これらの塩が含まれている。Tissue Saltsは身体に必要な12種類の必須ミネラルを特別に微量に調整した物である。これらのミネラルは体の機能と健康に取って重要である。Nat Murまたはナトリウムは、体の水分の分布を担う組織塩である。ミネラル組織塩はOxydaneに含まれており、通常の作業/通常の加熱では、通常は塩を追加する必要はないが、追加の塩が必要な場合は、ElectroPlusを追加できる。

 Oxydaneを摂取している馬にとって、この日用品には、馬に毎日必要なすべての塩、ミネラル組織塩、電解質が含まれており、完全な栄養補助食品であるが、暑い季節や激しい運動後は、ElectroPlusを補給する必要がある。

 LeisureVitを使用している顧客の場合、馬は一生懸命働いていないと考えられるため、塩を追加する必要はないが、必要に応じてElectroPlusを使用できる。