塩電池技術
Salt Battery Technology
https://gridedge.com.au/より
なぜ塩なのか?
塩化ナトリウム・ニッケル電池は「食塩」から作られている。これは豊富に存在し、入手が容易で、他の利用可能な技術と同様に信じられないほど優れたエネルギー密度を備えた非常に優れた電池溶解液となることが分る。
この素晴しい技術の利点の一部を分かりやすく絵(省略)で示す。
塩化ナトリウム・ニッケル電池の化学
SoNick電池の心臓部は正極としての塩化ナトリウムと負極としてのニッケルであり、その間にセラミック・セパレーターがある。
電池は塩が溶けるまで加熱され、約250℃になる。そのとき魔法(あるいは化学というべき!) が起こる。
電荷の蓄積は、2NaCl + NiからNiCl2 + 2Naへの変換によって生じる。
本当にそれだけである。有毒なものは何もない。エキゾチックなものは何もない。完全にリサイクル可能である。塩からエネルギーである。
また、メモリー効果はない。つまり、電池のコンポーネントが劣化することはない。
SoNick耐火化学薬品
そんなに熱いものを持っていても大丈夫か?絶対に!
電池のコアは厳重な絶縁体で囲まれているため、電池の外側は周囲温度よりもわずか数度高いだけである。
FZSoNickはSoNick電池に関してUL9540A認証を取得しており、熱暴走につながる発火や爆発の可能性はない。この認証を取得している電池はほとんどない。電池は極端な温度によって危険に曝されるのではなく、極端な温度に耐えるように設計されていると考える。
あるストレス・テストでは、電池(BMSなし)を火の中に置いたが、爆発も発火もしなかった。
ショットガンで撃たれても砲弾は貫通したが、少量の熱い溶融塩が出ただけですぐに冷えた。ピストルで電池を撃っても固体鋼のケーシングを貫通せず、爆発しなかったことは注目に値する。2.1メートルの高さから落としても爆発しなかった。
動作温度
SoNick電池のユニークな機能の1つは、驚くべき動作温度範囲である。これは電池管理の非常に過小評価されている側面である。
ほとんどの電池は、理想的な温度範囲を超えると性能が低下し、電池が示す性能情報は1つの温度(最も一般的には25℃)についてのものである。
SoNick電池は異なる。-20~+60℃の間では性能の低下はない。実際、ほとんどの電池は+5~+40℃の間でのみ機能する。これは、電池内部の化学反応がそのような温度で機能し、電池がそのコア内部で理想的な化学反応温度を維持するために発生する。
つまり、寒くなったときでも、たとえ本当に寒かったとしても、SoNick電池は加熱する必要がなく、劣化することなく完全に動作する。熱くなった場合でも、SoNick電池は冷却する必要がなく、劣化することもなく完全に動作する。
電池管理システム
電池の前面には、電池を管理する非常に優れた電池管理システム(BMS)もある。BMSは電池を過充電できないようにし、入力電流を完璧なアンペアに制限する。基本的に、BMSは電池を保護するために多くの事を行う。
また、電池に起こったすべてことを記録し、必要に応じて豊富なデータを提供し、保護請求簡単に行うことができる。BMSを使用すると、インバーターへの接続が非常に簡単になり、電池の性能と状態をリモートで完全に可視化し、監視できるようになる。
持続可能な電池
電池の構成が簡単なため、完全にリサイクル可能である。鉛酸をリサイクルできる施設であれば、SoNick電池をリサイクルできる。そして、すべての原材料は世界中で豊富に入手可能である。適切なサプライヤーを探す際には、高品質でクリーンな原材料の抽出と可能な限り最短の輸送ルートに細心の注意が払われた。
電池はスイスで製造されており、次の成分で構成されている:
● 塩はスイス製塩所から調達
● 鉄はヨーロッパから調達
● ニッケルはイギリスとカナダから調達
● セラミックスはイギリスと日本から調達
リサイクル・プロセスでは、鉄とニッケルは多くの産業用途に使用される。セラミック(本質的に粘土)と塩は、道路建設などの建築材料に幅広い用途がある。
リサイクルされる場合、電池からの原材料は、抽出にかかる労力以上の価値がある。これは、リサイクルが経済的に魅力的であることを意味する。
これはリチウム電池の場合とは大きく異なる。リチウム電池では、リサイクルのための材料の抽出と管理が難しいため、補助金がなければ経済的に成り立たない。リチウム・イオン電池のコストは、寿命にかかるコストを価格に織り込むと大幅に高くなるであろう。
これに一定の性能と長寿命を組み合わせると、市場で最も持続可能な電池が得られる。
サイズとエネルギー密度
SoNick電池は、そのサイズの割に非常にコンパクトである。当社で最も一般的に使用されている電池TL200の重量密度は91 Wh/kgである。これは業界最高の電池に匹敵する。
SoNickの特別な機能
SoNick電池には、言及する価値のある驚くべき、そして場合によってはユニークな機能がいくつかある。
何時でも新しい電池を追加できる
エネルギー需要が増加した場合、システムの性能に影響を与えることなく、電池を追加できる。他のほとんどの化学物質にはこの機能はない。
保管時に充電が失われない
SoNick電池は保管しても充電量が失われない。電源をオフにしても(コアが冷えて塩が固まる)、SoNickは何年も保管でき、電源を再度オンにすると、電源をオフにしたときと同じ充電が行われる。
長い保管期間
SoNick電池は、電源がオンになっていない場合、何年も棚に置かれたままになる可能性があり、アクティブ化すると最初に棚に置かれた時と同じくらい完全に機能し続ける。加熱されていないと、化学物質は真に不活性である。
メンテナンス不要
SoNick電池を使用すると、メンテナンスは必要ない。太陽や雨を避け、回路に接続しておけば正常に動作し、動作し続ける。
認証
SoNick電池は、UL9450A認証だけでなく、さまざまな認証を取得している。簡単に要約すると、次のようになる:
ナトリウム・ニッケル電池認証イメージ:省略
それで高価か?
いいえ、SoNickは以前は高価であったが、今は高価ではない。しかし、リチウムの需要と価格が上昇しているため、現在では優れたリチウム・イオン電池の中間価格帯となっている。
電池は絶対にもっと安く入手できるが、購入しないことを本当に勧める。実行したほぼ全員が後悔する。自宅に安価なリチウム・イオン関連品を設置していて、何かが違う物、より良いものを探しているというお客が我々を訪れる心に留めておく必要がある。が増えている。
何かデメリットはあるか?
実際にはそうではないが、他の電池とは異なる機能がいくつかあり、特定の用途には他の電池の方が優れている。これらは:
● SoNickは電池のコアを加熱する必要があるため、最初の起動から動作準備が整うまで約9時間かかる。
● 電池を壁に垂直に置くことはできない(しかし、設置面積が小さいため、これが問題になることはほとんどない)。
● 化学物質が活性化している場合、電池の中心温度を維持するために電池に電流を流す必要があるが、認識可能な電荷を生成しないPVセルでも十分である。これがない場合、自身の電荷を消費し始め、最終的に充電がゼロになり、電源がオフになる。
● 携帯電話に治まるほど小さくならない。
● 初期のドローダウン電流はリチウムほど速くはないが、他のどの電池よりも長く大きなドローダウン電流を維持できる。
自分自身で下調べをし、ニーズと優先事項に最適な電池を確実に入手できるようにすることが常に重要である。
要約
ここまで進んだ方は、SoNick電池技術の短期集中コースを受講できたてお目出度う!
簡単な概要版は次の通りである:
SoNick電池の特徴:
● UL9540A認証取得
>不燃性
>非爆発性
● -20℃~+60℃でフル動作
● 高いエネルギー密度
● 容量の劣化なし
● 100%リサイクル可能な電池
● 危険性はない
● メモリー効果なし
● メンテナンス不要
● 長い寿命
● スイス製
以下省略。