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Vehicle-to Gridおよびナトリウム硫黄電池が日本で電力網バランスシングを

提供する権利を獲得

Vehicle-to Grid and Sodium Sulfur Batteries Win Right to Provide Grid-Balancing in Japan

By Andy Colthorpe

https://www.energy-storage.news/      2022.04.07 

 

 アメリカのVehicle-to GridV2Gsolutions company Nuvveと日本ガイシのナトリウム硫黄電池の、日本で補助サービスやその他の電力網安定性用途を提供する。

 日本の電力網バランスシング市場は、今日、電池からの参加に広く開かれておらず、地域の電力会社は電力網を安定させ、周波数を規制し続ける責任を負っている-東日本と北日本では50 Hz、国の西部と南部では50 Hzである。しかし、地域の電力会社の1つである中部電力とトヨタグループの商社である豊田通商は電力小売および需要応答集合体スピンオフである中部電力Miraizと提携して、カリフォルニア州に本社を置くNuvveは、V2G技術を効果的に使用して、安全で安定した電力を安価に電力網に供給できることを証明するデモンストレーションに参加した。

 様々なタイプの電気自動車とインターフェイスできるNuvveの制御システムは、電気自動車電池の急派と充電を効果的に制御し、一緒に集約して仮想発電所を形成した。一方、中部電力Miraizも日本企業日本ガイシのナトリウム硫黄電池技術の使用を試した。世界中の電力網用途で使用されてきた大規模な電池システムは、14 MWhから17 MWhの範囲であり、仮想発電所にも集約された。

 Nuvveは電気自動車用電池の制御と急派は、同社のプラットフォームである電力網統合車両を使用して、必要な精度と迅速な応答時間で提供されたと述べた。一方、中部電力Miraizは仮想発電所の系統電力調整リソース・プールに、顧客拠点や自家発電電機器からの需要応答も追加し、自社開発の高速制御エンジンでそれらのリソースとナトリウム硫黄電池を制御するとしている。

 Energy-Storage.newsは、20214月に開始されたそのプロジェクトについて報告した。

 これらの実証が成功した後、周波数応答を含むバランシング・サービスを提供するために、伝送システム・オペレーターが承認を与えられた。日本の本州の中央部にある中部電力の電力網は、主に60 Hzで動作するが、50 Hzでより小さな部分で動作する。中部は電力網上の再生可能エネルギーの割合が増えるにつれて、サービスのバランスをとる必要性も高まると述べた。日本は2030年までに電力の36%から38%を再生可能エネルギー源から供給することを目標としており、その年までに以前に設定された目標である22%から24%に引き上げている。

 Nuvveは最近、アメリカの電力会社と300 MWh以上の仮想発電所契約を締結した分散型エネルギー資源集合スペシャリストであるSwell Energyが開発中の仮想発電所プロジェクトに技術を追加する契約をアメリカで締結した。日本ガイシの高温・充電式・長時間ナトリウム硫黄電池は、1980年代後半に開発され、アメリカ、中東、アジアなどで採用されている。これまでの最大プロジェクトは、アラブ首長国連邦のアブダビのいくつかのサイトで108 MW/648 MWhのナトリウム硫黄電池エネルギー貯蔵システムで、2018年に完了した。最近では、化学会社のBASFが昨年、ベルギーのアントワープにある生産拠点の1つで950 kW/5800 kWhのシステムを委託し、数ヶ月前に発表されたモンゴル初の太陽光プラス貯蔵プロジェクトでナトリウム硫黄電池が使用されている。

 この記事は,以前に使用されていた古いプロジェクト画像よりも、日本ガイシのNAS BESSの最新の繰り返しを反映した画像で更新された。