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Niuは2023年にナトリウム･イオン電池を搭載した二輪車をデビューさせる

Niu to Debut Two-Wheeler with Sodium-Ion Batteries in 2023

By Nara Manthey

https://www.electrive.com/    2022.08.08

　中国のメーカーであるNiuは来年、ナトリウム･イオン電池を搭載した最初の電動二輪車を発売する予定である。メーカーは重量の懸念よりも電池のコストを優先しているようである。NiuのLi Yan最高経営責任者は中国のメディアに対してリチウム・イオン電池の価格上昇に直面してコストを抑えたいと語った。ナトリウム･イオン電池は同じ範囲でリチウム電池よりも重いが，安価である。

　Niuは4月の時点ですでに電池の販売価格を7％引き上げていたが、これもコストの上昇によって正当化された。価格動向に牽引されて、電動二輪車メーカーは電池パック自体の変更も検討した。さらに心配なことに、非常に有毒なオプションである鉛蓄電池に戻る傾向もある。しかし、Liは、鉛蓄電池はそのようなセルの品質と耐用年数を向上させたと述べた。その結果、Niuはすでに一部のモデルでナノグラフェン鉛蓄電池を提供している。リン酸マンガン鉄リチウム電池でさらなるテストが行われた。

　Liは、ナトリウム･イオン電池を誰がNiuに提供するかは特定せず、使用についても詳しく説明しなかった。しかし、Niuは主に電気自動車やスクーターなどの低価格の二輪車の競争の激しい中国市場で事業を展開している。今年初めに発表された計画によると、同社は中国で最大150万台、海外市場で30万台のLEVを販売すると予想していた。報告されているように、Niuは昨年イタリアのミラノで開催されたEICMAでポートフォリオをデビューさせた。

　ナトリウム･イオン電池に関しては、CALTは2021年にナトリウム･イオン電池を発表し、2023年に生産を開始すると述べたと伝えられている。この記事では、ナトリウム･イオン電池の利点、欠点、および可能な用途について説明した。CALTは混合電池のシナリオも想定している。

　CNEV Postによると、ナトリウム･イオン電池は大規模な用途ではリチウム・イオン電池に取って代わることはないかもしれないが、将来的にはLEVの鉛蓄電池に取って代わる可能性があるとGuosen Securitiesの報告書は述べている。