UNIGRID電池、カリフォルニア州エネルギー委員会の
RAMP助成金を獲得し、アメリカで先進的な
ナトリウム・イオン電池の生産を開始
UNIGRID Battery Awarded California Energy Commission RAMP Grant to Launch Advanced Sodium-Ion Battery Production in the US
https://batteriesnews.com/ 2025.06.04
サンディエゴ、2025年6月2日 - HNIGRID, Inc.は,
カリフォルニア州エネルギー委員会のクリーン・エネルギー技術のための加速製造・生産実現(RAMP)プログラムにおいて、競争的助成金を受賞したことを発表した。「カリフォルニアにおける先進ナトリウム・イオン電池生産」と題されたこのプロジェクトにより、UNIGRIDはサンディエゴに専用の電池パイロット生産施設を建設し、年間MWh規模のナトリウム・イオン電池セルを生産することが可能になる。290万ドルの助成金は、サンディエゴのソレント・バレーに建設される12,000平方フィートの新施設におけるUNIGRIDの低速初期生産ラインの設計、構築、検証を支援する。
UNIGRIDの先進ナトリウム・イオン電池技術の特徴:
● 極めて安全な化学的性質:セルレベルでUN38.3およびUL 9540Aに合格。これはエネルギー貯蔵における稀有な成果である。
● 幅広い動作温度範囲:-40℃~60℃の範囲で連続動作可能である。
● 長サイクル寿命および長歴寿命:100%DoDで最大10,000サイクルの動作が可能。
● クリティカル・マテリアルフリー:リチウム、ニッケル、コバルト、銅は不使用。
● 高出力:15分充電、5分放電が可能。
UNIGRIDのCTOであり、本賞の主任研究員であるErik A. Wuは、次のように述べている:
このRAMP賞は、UNIGRIDだけでなく、カリフォルニア州における安全で持続可能かつ手頃な価格のエネルギー貯蔵の未来にとって大きな前進である。
「当社の技術の価値を認め、次世代ナトリウム・イオン電池を市場に投入するという当社の使命を支援してくださったCEOに深く感謝する。」
エネルギー需要が高まり続ける中、UNIGRIDのナトリウム・イオン電池は、リチウム・イオン電池のような安全性とサプライチェーンのリスクを伴わず、電力系統のレジリエンスと分散型エネルギー貯蔵のための魅力的な代替手段となる。