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塩の恐怖はなくなったか?研究は塩の留め金を取り除くとガリー・トーブスは言う

Salt Scare Over? Gary Taubes Says Studies Take Salt Off Hook

www.scientificoptimism.com/the-salt-scare-gary-taubes-says studies-take-salt-off-hook.htm より

2014.10

悪いニュースは本当に良いニュースであり、我々はそれを証明できる!  

 

 

著者トーブスは再び幾つかの恐怖を引き起こし、塩を監獄監視人から解放する。

研究で40年前に少なすぎる塩摂取量の危険性は確立されたが、多すぎる塩摂取量の危険性を科学は支持しないか?

アルバート・シュバイツァー(とアマゾン・インディアン)は現地食と西欧食、そしてその結果との間の明確な差異を指摘。

鍵はカリウム/ナトリウム比を5 -1またはそれ以上を目指すことかもしれない。

 

 我々全てを従わせることを期待して舷側から突き出した板の上を目隠しで歩かされて無知の海に落ちるとき、その確立に異議を唱えている非常に数少ない科学記者の1人は印象的なガリー・トーブスである。自分で文献を探し、ハーバード(彼の母校)でも悪い研究を行えると進んで言っている著者である。

 経歴を保持しながら華麗な経歴を維持するために管理してきたジャーナリストの中で彼は希な反対者で批判者の1人でもある。どういうわけかその矛盾した文献中の研究ボス(安心できるあいまいな意見を持つ者で委員を埋める人々、と発表されてきた何らかの異議を唱える研究からの干渉や逃避している主要会議や科学ジャーナリスト)の下で鼻をこすり合わせて挨拶すると言う策略を彼は管理し、そのための宿舎を用意した。

 情報源が枯渇するとして損なわれた彼の経歴を持つ代わりに、一般的に認められた知識人はニューヨーク・タイムズで彼を攻撃し、トーブスは“我々が脂肪を食べる理由”と題する彼の矯正的な食事本についてこれまでの最も豊かな事前記事の1つを勝ち取って、保健政策の無関係な研究者としてロバート・ウッド・ジョンソン財団の一員となって、今朝のサンデイ・ニューヨーク・タイムズ・レビューで彼は塩について語り、1998年の彼の科学論文「塩の(政治的)科学」を反復して関連した科学研究で武装した。

 肥満のために脂肪を非難しために、そして今では我々の心臓の健康を徐々に蝕むと塩を非難するために、壊れそうな理論的根拠の二重チェックでトーブスが勝ち取った全ての富を彼は受ける価値があると我々は思っている。トーブスが書いているように、塩は永遠に高血圧を引き起こすことを証明する過去40年にわたる説得力のある研究不足があるだけでなく、腎臓からのレニン分泌増加で最終的に心疾患になり早死することを含めて、他の病気に減塩が十分に利益を与えると言う1972年の結果を確認する新しいエビデンスが最近出てきた。

 トーブスの秘密-彼が内容豊富な研究を行っている事実に加えて-は次のことであるかもしれない。彼はコロンビア大学 でジャーナリズム学を修める前にハーバード大学(応用物理学)とスタンフォード大学(航空宇宙技術)で学び、経歴は自分を主流派のメンバーまたは、とにかく自らハーバード・マフィアから完全に引き離しているだけでなく、平均的な食事疫学者よりも原因と相関関係との違いについてもより多くを教えられたに違いない。

 彼の最近の特集記事・神話で彼が今日言うことがこれである:2012.06.02のニューヨーク・タイムズのサンデイ・レビューの意見欄に「塩、我々は判断を誤らせた」と言う記事

 

人は塩を必要とする

 神経や筋肉の適正な作動のために我々は全て塩を必要とし、今や誰もが同意するように、激しい運動をするときにはおびただしい量の塩を発汗で失い、補給が必要である:

    健康的な食事の本質に関する常識に私が疑問を持った最初の時はほぼ40年前の私がサラダを食べていた時代

で、問題は塩であった。激しい運動後に塩補給は必要ないと研究者達は主張して、このアドバイスは健康記者達

によって無視されてきた。私が知っていることの全ては、私がメリーランド近郊で高校フットボールをしており、

8月の湿地のような32℃の日々の2シーズンにおびただしく汗をかいた。塩錠剤がなければ、2時間の練習を続

けられなかった;私はその後、痙攣なしには駐車場まで歩いて行けなかった。

 

アメリカ農務省の疾患予防管理センターは塩が危険だという

 しかし、他の全ての状況では、我々は塩を避けるように声高にアドバイスしている。塩は血圧と早死の危険率を上昇させるからで、連邦当局は塩を一番の悩みの種とし、タバコと同じくらい危険であると分類した。

    運動で汗をかいて塩を失ったとき、スポーツ栄養学者達はその後ずっと塩を本当に補給すべきであることを勧

めながら、他の全ての機会で塩を避けるべきであると言うメッセージは強く残っている。塩摂取量は血圧を上げ、

高血圧を引き起こし、早死の危険率を増加させると言われている。脂肪、砂糖、アルコールが問題になるまでは

農務省の食事ガイドラインは塩を社会の敵の一番とまだ考えている理由がこれである。疾患予防管理センターの

センター長は、減塩は喫煙を止めるのと同じほど長期間の健康に重要であると示唆してきた理由でもある。

 

しかし、エビデンスは弱いままである

 トーブスが1998年に塩を徹底的に研究したとき、25年間減塩を勧告した後、JAMAの編集者でも同意したように、高血圧の原因としての塩についてのエビデンスは不十分であることを彼は明らかにした:

     それでもなお、この減塩主張は驚くほど論争されてきて-守ることは難しい。食品産業界は減塩に反対して

いないが、減塩を支持する実際のエビデンスは常に非常に弱かった。

 私が1998年に塩の科学の状態-既に25年間減塩勧告がされてきた-を溯って調べることに1年の大半を

過ごしてきたとき、ジャーナルの編集者達や公衆衛生行政官達は、エビデンスが高血圧の原因としての塩を関

係させることに如何に薄弱であるかという彼等の調査にまだ非常に率直であった。

 減塩メッセージは“科学的事実を考慮しないで塩教育を確約してきた”ことを推し進める当局であるアメリ

カ医学協会誌の編集者であるドラモンド・レニーに“あなたは何の疑いの影もなく言える”とその後私は言われた。

 

減塩は危険であると現在の研究は言っている

 他方、減塩は危険である。アメリカ農務省や疾患予防管理センターのガイドラインを守ると、過去2年間の研究は有害性、多分、早死することさえも示唆している。塩で喉が渇くが、多くの塩を食べ続けることによる血圧上昇は、腎臓が過剰な塩を排泄するまで続く。しばしば多すぎる塩を食べれば長期間のペナルティはあるか?1972年に、ほとんど塩を食べない集団にはほとんど高血圧はなく、平均的なアメリカ人の塩摂取量の60倍を与えられたラットは高血圧になったことだけを我々は知った。

     当時、エビデンスは、塩が有害であることを示すことに失敗しただけでありながら、過去2年間に発表され

た研究のエビデンスは、沢山食べている塩は早死の予測を増加させることを示唆している。簡単に言えば、農

務省や疾患予防管理センターが勧めるほど少ない塩を食べれば、可能性は早死を増加させ、我々は利益を受け

るよりもむしろ害となる。

塩がそんなに有害であるとどうして我々は言ってきたのか?多分、アドバイスは常に合理的であるように聞

こえた。栄養学者達は“生物学的妥当性”と呼ぶことを好むことである。多くの塩を食べれば、血液中のナト

リウム濃度を安定に維持するために身体は水を保持する。これが塩辛い食べ物を食べると喉が渇く理由である

:我々は多く水を飲めば;水を保持する。その結果は血圧を一時的に増加させ、そのことは、腎臓が塩と水の

両方を排除するまで持続する。

 科学的疑問はこの一時的な現象が慢性的な問題になるかどうかである:何年間も多すぎる塩を食べれば、塩

は血圧を上昇させ、高血圧になり、それにより脳卒中を引き起こし、その後、早死させるか?それは理にかな

っているが、仮説に過ぎない。科学者達が実験をする理由は、仮説が真実であるかどうかを明らかにすること

である。

 1972年に、アメリカ国立衛生研究所が高血圧予防に役立てるために全国高血圧教育プログラムを導入したと

き、意義のある実験はまだ行われていなかった。塩と高血圧との関係に関する一番のエビデンスは2件の研究

から来ていた。1つは、ほとんど塩を食べない集団は実際に高血圧になっていないという観察であった。しかし

それらの集団は多くの物-例えば、砂糖-を食べず、それらの物はどれも原因となる要因である。もう1つは

高塩摂取量食で確かに高血圧を発症させる“塩感受性”ラットの種であった。これらのラットへの“高塩摂取量”

は平均的なアメリカ人摂取量よりも60倍も多いことが引き金であった。

 

仮説のエビデンスはないが、事実になった

 これと他の事から実を言えば、“決定的でなく矛盾した”エビデンスが社会的な減塩運動に飛びついた。

     さらにプログラムは高血圧を予防するために立ち上げられ、予防プログラムは勧める予防法を要求している。

少ない塩を摂取することは減量を除いて当時唯一利用できるオプションに思えた。研究者達は、データが“

定的でなく矛盾した”または“相反する矛盾した”であったことを黙って認識しているが-この2つは1967

1981年に減塩運動の主提唱者である心臓学者のジェレミア・スタムラーから引用-公然と塩と血圧の関係は

仮説から事実へ昇格された。

 

薄弱なDASH-ナトリウム研究が真実となった

 しかし、その後に国立衛生研究所が膨大な出費で行ったことは信じられていることを確認できなかった。我々が確信していることは全て2001年のDASH-ナトリウム研究で、それは30日間の試験で減塩はほとんど血圧を下げないことを示唆していた。

     以来数年間で国立衛生研究所は仮説をテストするための研究に多大な費用を費やし、それらの研究は何らか

のより決定的なエビデンスを明らかにすることに疑いもなく失敗した。その代わり、今日、減塩を主張する機

関-アメリカ農務省、医学研究所、疾患予防管理センター、国立衛生研究所-は全て2001DASH-ナトリウ

ム研究である30日間の塩試験からの結果に本質的に依存している。それはかなり減塩することが血圧をささ

やかに下げることを示唆した;これが高血圧を減らし、心疾患を予防し、寿命を延すかどうかについては何も

言っていない。

 

2011年のコクランのその後に続く研究は利益を証明できず、1972年のニュー・イングランド・ジャーナルは低塩摂取量が危険であるかもしれない理由を言った。

 昨年コクランによる2件のメタレビューは血圧低下を小さくすることを明らかにしたが、心疾患または死亡率を減らすことを証明できず、低塩摂取量の効果は不明であることを明らかにした。

     大きな影響を持っているが、その試験は多くの中の1件だけであった。研究者達が全ての関係のある試験を

調べ、それらの意味を理解しようと試みたとき、彼等はスタムラー博士の“決定的でなく矛盾した”評価を支

持し続けた。昨年、2件のそのような“メタアナリシス”が偏見のない医学エビデンスのレビューを行うため

に設立された国際的な非営利機関であるコクラン共同研究によって出版された。2件のレビューで最初の物は

“塩摂取量を減らすことが血圧を下げるが、予測された早死や心血管疾患になる人々の減少を確認できるエビ

デンスは不十分である”と結論を下した。2番目の物は“低塩食は健康結果を改善または悪化させるかどうか

を我々は分らない”と結論を下した。

 

イタリア人、他の人々は今や心臓病患者に有害であることを示した

 しかし、政府が勧める減塩の天井でさえも有害になることがある、とトーブスは続ける。30ヶ国で100,000人を対象にした“多くの研究”によると、減塩運動にもかかわらず過去50年間のアメリカを含めて人の塩摂取量は時間が経過しても集団間で安定している。言い換えると、変わらない生理学的必要量があるように思われ、それはアメリカ政府によって勧められた茶さじ1杯/日以上である。正常な塩摂取量、すなわち平均的な世界の人々の摂取量は茶さじ1杯半であることが判明し、50歳台以下については連邦が安全とする天井よりも50%多く、老人や病人について勧められる安全限界は2倍である。

 一方、イタリアの臨床試験は、塩摂取量を制限することは心不全患者の死亡率を実際に増加させることを4年前に明らかにした。他の4研究-1型糖尿病患者と2型糖尿病患者、健康なヨーロッパ人、心不全患者についての-は、平均塩摂取量以下では心疾患を危険にすることを示している。

      仮定されている減塩利益に焦点を置くほぼ全ての人々で、潜在的な危険性を調べた研究者はほとんどいな

かった。しかし、4年前にイタリアの研究者達は一連の臨床研究からの結果を発表し始め、それらの全てが、

心不全患者の中で減塩運動は死亡の危険率を増加させることを報告した。

 それらの試験は多くの研究よって追跡されてきた。それらの研究は、政府政策が“安全な上限値”として

いることは良いよりもいくらかでも減塩はずっと悪いらしいことを望んでいる。これらの研究は30ヶ国以上

の約100,000人を調査しており、時間経過しても塩摂取量が集団間で著しく安定していることを示していた。

例えば、アメリカ合衆国では、40年間の減塩メッセージにもかかわらず過去50年間、一定のままであった。

これらの集団の平均塩摂取量は-正常塩摂取量と呼ばれている-連邦当局が50年間健康なアメリカ人につい

ての安全な上限値と考えてきたよりほぼ50%以上の茶さじ1杯半であり、老人または健康でない人々につい

て政策が勧めている量の2倍であった。集団間と時間経過との間のこの矛盾は、我々がどれくらい多くの塩を

摂取するかは食事の選択ではなく生理学的要求で決定されることを示唆している。

 これら全ての人々は高血圧を予防するために減塩すべきであることをまだ主張している。但し、1型糖尿病

患者、2型糖尿病患者、健康なヨーロッパ人、慢性心不全患者を含むこれら研究の中の4件は、正常値の下限

で塩を摂取している人々は正常範囲の中央でスナックを食べているよりもずっと心疾患になり易いことを報告

した。事実上1972年の論文が予言してきたことであった。

 

懐疑論者は業界の詐欺師でなければならない、と減塩論者は言う

 健康を害する全てのこのエビデンスにもかかわらず減塩を擁護する人々は食品産業界のポケットの中にいる懐疑論者達を通常非難している、とトーブスは言う。彼は国立衛生研究所の役人からの引用のために彼の1998年の記事に溯る。

      減塩運動の提案者達は、エビデンスを上げる人は食品産業のための詐欺師であり、命を救うことについて

気にしないことを意味することによってこの矛盾したエビデンスを取り扱う傾向がある。塩に関する科学に

公然と疑問を持つことは業界の術中に陥ることであることを1998年に国立衛生研究所の行政官は私に語った。

“メディアで塩論争が続いている限り、彼等は勝つ、”と彼は言った。

 

最近の塩公聴会で典型的な拒否が続いた

 食品医薬品局と農務省は 政策立案者達が新しいエビデンスは何もないとして無視または退ける最近の研究を考えて政策が道理にかなっているかどうかをレビューしないで、どのようにして社会に減塩を推し進めるかについて協議し続けているとトーブスは言う。言いにくいことであるが、この確認偏向は何十年間も改められることはなかった。ハックスレイが150年前に指摘した科学的思考の弱点を科学者達はいつまでも放ってはおかない。

      農務省や食品医薬品局を含む幾つかの機関がアメリカ人に減塩させるためにはどうすれば良いかを(我々

は減塩すべきかどうかに対抗しようと)議論するために昨年11月に公聴会を開いたとき、低塩摂取量の害を

示唆する最新の報告を明らかに無視すべきであるとこれらの減塩推進者達は主張した。疫学者でDASH-

トリウム研究の共著者であるローレンス・エイペルは“本当に新しい情報はない、”と言った。1980年代

以来、低塩食を勧めてきた心臓学者のグラハム・マグレガーによると、研究は“我々をわずかに悪化させ

るちょっとした刺激”以上の何物でもなかった。

 一般的な信念に反する研究は、彼等が明確に一般的な信念に反する根拠を無視すべきであるとするこの態

度は何十年間の減塩運動のための規範であった。多分、今や一般的な信念は変化すべきである。イギリスの

科学者と進化論を提唱したダーウィンのブルドッグとして知られている教育者のトーマス・ハックスレイは

1860年の最高の状態に戻ったのかもしれない。“私の仕事は私の熱望と事実を一致させようと試み、一致さ

せることではなく、彼等自身を事実に従わせるために私の熱望を教えることである、”と彼は書いた。

 

修正に対する悪いパラダイム抵抗の典型的な事例?

 奇妙なことに、仮説の満期日をはるかに超えて-実際に何世紀も-不条理な仮説に執着することは、ほとんどの学問分野と同じように、医学でもまだ典型的な行動であるとガリー・トーブスは述べていない。このように間違うことは人間性の一部で、他のことでも同じように医学分野で根絶することは難しい。エビデンスが別の方向に向けられている所でも、普遍的な信念の力は人の事柄、特に健康と医学では過少評価されることは決してない。

 それは実際に2008年に出版された異例の書籍の表題、悪い医学であった:2300年間そのことを指摘したヨーク大学の歴史学者のデビッド・ウートンによるヒポクラテス以来、医者達が行ってきた害悪で、医者達は-偽薬効果は別として-患者に何も良くないことを行ったり、改善となっても、それらは積極的に阻害された。

 多分、塩の話題に関する我々最後の立場が、少ないほど良いと言う考え方が正当かどうかに関する判断を留保している理由がこれであった。動物の命がその摂取量で危険となるため、塩が非常に必要であることを我々に語る我々の本能ととにかく矛盾する概念はファーストフードや包装製品を避ける健全な食事に付随して来る、あるいは業界はこの非常にゆるやかな改革経済で我々に提供する他の栄養的にゆがんだくだらない考えに近づいている。

 ナンセンスであるが、もちろん別な話であることは悪いという気楽な彼女の即決判断で我々も在住の栄養専門家によってアドバイスされた。

 

永遠のヤノマモ族

 しかし、我々の個人的な好みから肉や野菜に自由に桃色ヒマラヤの塩を振り掛けるにもかかわらず、我々は話題に関して利用できる最高の調査の布告を広めるより高度の責任が我々にはある。したがって、トーブスの神話潰しは文献に照らしてどのように成り立つのか?

 2年前この話題に関する我々の最初の投稿、塩は科学で反撃するは多くの更新が必要とは我々は確信していない。この話題に関する全ての鍵となることを我々は述べたからである:人間はナトリウム摂取量とカリウム摂取量との間で均衡を必要とする、そして近代的な商業は重要な問題を避けるために制限しなければならない味覚強化剤としての塩の過剰摂取の強調で促進される不均衡となる。

 

塩の偏見は本当にどこから来る

 事実、ガリー・トーブスが行っているように、この均衡が話題であれば、塩摂取量を制限すべきであると主張する文献にはほとんどないことをほのめかすことは間違っている。カリウム-ナトリウム比に関する古典的な論文は食事、全身、そして細胞内カリウム-ナトリウム比とガンに及ぼすそれらの影響である。

 22年前のM.D.アンダーソン・ガンセンターの生物数学者バーガー・ジャンソンの書籍で、30,000人の足取りから人間の進化を観察し、過去数千年にわたって人間の食事で大きな変化の1つは調理や食品保存で塩を自由に使用してきたと言う一般的な問題を述べている。

 166mg/オンスのカリウムを含むflounder440 mgのカリウムを含む中型サイズのバナナ、または一番カリウム含有量の高い半分のアボガドで660 mgを好んで食べているわずかな人々を除いて、同じ短い進化時間の間に我々のカリウム摂取量は次第に減って来たので、我々の食事のKNa比は多分20倍以下になってきた。

 事実、果物や野菜をおろそかにする近代の都会人はアマゾンのジャングルに住むヤノマモ・インディアンよりもカリウムに対してナトリウムを約100200倍実際に食べているかもしれない。ヤノマモ・インディアンは大虐殺と病気で今や25,000人以下に減ってきた。

 これらの有名な旧石器時代の残留者は塩を食べず、調理したバナナからカリウムの豊富な石器時代の食事にまだ執着している。進化でこの変化に追いつくにはまだ2,3千年を要し、この比率は多くの研究者達によって加速された加齢を含めて大きな近代的な慢性病のために非難されてきた。には誰もこのような人々はいないが、西欧文明がヤノマモ族の所にやってくるまで、一般的には75歳までまたはそれ以上の生存者は誰もいない。

      過去数千年内だけに起こった人の食事で最大変化の1つは食品の製造や保存で食卓塩が使われること

によって生じたナトリウム摂取量の莫大な増加である。同時に人のカリウム摂取量は減ってきた。その

結果は旧石器時代から近代まで食事のK/Na比は約20の係数で減ってきたことである。文明地域の近代

的な人々と南アメリカのヤノマモ・インディアン(塩を食べないで成長し、カリウムの豊富な調理バナナ

を食べている)との比較に基づくと、この係数は100 – 200の状態にもなるかもしれない。最初にナトリ

ウムの乏しい食事からナトリウムを保持し、カリウムの豊富な食事からカリウムを排泄するように適応し

なければならなかった人類は今日の高ナトリウム、低カリウム食に進化的にまだ適応していない。この失

敗は文明化された人々でガンを含めて多くの疾患率の増加に起因してきた。ガン発症に及ぼすK/Na比の

影響(疫学的研究で初めて発見された)は様々な方法によって確認されてきた。例えば、食事研究、老人学的

研究、高-低カリウム疾患とガンとの間の関係研究、発癌性物質や非発癌性物質により誘引されたこの比の

細胞質変化のレビューである。最近、動物実験もその結果を確認した。推奨される食事のK/Na比は1以上

好もしくは5以上とすべきで、細胞質K/Na比は10以上とすべきである。

 バッハの熱烈なオルガン演奏者で博愛主義による功績でノーベル賞を受けた医学伝道師のアルバート・シュバイツァーはこの問題に国際的な注意を向けた最初の1人であった。フランス領赤道地帯のアフリカにあるガボンの原住民に対する布教で、彼の努力は、多分、より文明化されている白人の塩辛い食事に黒人のアフリカ人が熱狂していることを妨げることであると、彼は気付いた。

      “自分自身の経験に基づいて、1913年に帰ると、ガンが発生した場合(当時のガボンとその周辺で)、その

時以来ガンがより頻繁に発症していることは非常に希であった、と私は言える。原住民による塩の使用増加

とガンの増加の事実が関係していることは明らかである。過去40年間に、腎臓疾患に及ぼす塩制限の効果

について実用的な経験が集められた。通常塩のない栄養に相当する徹底的な塩摂取量制限は病気に罹ってい

る腎臓(黒人のアフリカ人)の負荷を軽減させることをここで示したばかりである。病気に罹っている腎臓が

過剰な塩化物摂取量によって過剰に刺激されなくなり、負荷が軽減されれば間もなく驚くほどの短時間で腎

臓は回復し…塩が多い食事に関してよりも塩のない食事で一層NaClを除去する!”

 もちろん、トーブスが指摘したように、ガボンでガン増加の原因は塩であったと言う判断はシュバイツァーの呼び掛けであり、他の何かを非難したかも知れない疫学的研究からの結果ではなかった。しかし、“多くの原住民、特に比較的大きな社会で生活している人々は今や前のようには生活できない-彼等はほとんど例外なく果物や野菜、バナナ、キャッサバ、ヤム、タロ、甘藷そして他の果物で生活していた。彼等は今やコンデンスド・ミルク、缶詰バター、肉と魚の保存食品そしてパンで生活し始めた。”保存が塩で行われて以来、彼はその物質に対してガン、虫垂炎そして他の変性疾患の発症を追跡した。

 しかし、トーブスが指摘したように、相関は必ずしも因果関係ではなく、“多くの物-例えば、砂糖-やそれらの物のどれか1つを食べない集団は原因となる要因を持っている。”まあ、多分。砂糖に夢中になることは西洋で確かに健康を害するよく知られた原因候補である。しかし、シュバイツァーが推測したように、ガンを含めて高血圧以外の健康問題に詩を結び付ける他の研究があり、カリウムと-ほとんど全ての食べ物に美味しくするのに加えられる塩とのバランスが維持されなければ、調理をしない人々にとってはこのバランスを取る行為はサプリメントなしでは非常に難しい。

 

タイムズの手紙にある全くの矛盾

 タイムズがトーブスへの答え(我々は2,3日後に手紙を書いた)で現在発表している手紙がここにあり、トーブスがこの問題に関する意見を取り上げていることを簡潔で率直に主張している。

 全種類の数多くの研究が、高塩摂取量食事は心臓発作、脳卒中、腎疾患を脅かす高血圧をもたらすことを確立してきたと彼等は述べており、塩を抑制すれば危険率は30%低下することを最近の15年間の研究は示した。トーブスは“自分の必要性に合った膨大な文献を自分好みで取り上げ”論争に対しては何も寄与せず、医者がそれぞれ患者、特に減塩で血圧をわずかに下げる効果から利益を得られるかもしれない老人にしなければならないアドバイスを単に混乱させるだけである。2010年に医学研究所が勧めたように、我々は確かに塩辛い食品製品を少なくする必要がある:

      食品中の塩:201265日に発表された健康に及ぼす効果

“塩、我々は貴方方に判断を誤らせた”(63日の日曜レビュー)で、数十年間の研究は高塩含有量の

食事は有害であることを示すことに失敗し、減塩主張者達は“30日間の塩試験からの結果だけに本質的

に依存している”ことをガリー・トーブスは主張している。

 事実、動物、臨床、コホ-ト、そして介入などの研究からの大量のエビデンスは、高塩食は血圧を上げ

高血圧は心臓発作、脳卒中そして腎疾患を促進させることを示している。

 減塩努力の批判者達は、研究はそれら2つの関係を示しているが、減塩と心疾患の危険率低下とを直接

的に関係付ける研究を要求していることを承知している。そのような研究は現在行われている。

 高血圧予防試験に関する15年間の追跡は心臓発作、脳卒中、そして他の心血管疾患の危険率を30%低

下させることを明らかにした。

 2010年に医学研究所が勧めた時、食品医薬品局は包装食品やレストランの食品中の塩を制限し始めた

最高潮であった。

ミカエル F. ジャコブソン

専務取締役

公益科学センター

ワシントン 2012.06.04

 

ガリー・トーブスは健康に及ぼす塩摂取量の影響の客観的な意見を進めるためにほとんど何もしていな

い。彼は自分の必要性に合った課題に関する膨大な文献を自分の好みで取り上げている。我々が知ってい

ることは、減塩は特に高血圧の老人で血圧を下げ、血圧を下げることは何でも心血管危険率を下げること

である。効果は小さいが、費用は最小である。

 誰もが減塩するかどうかは別の問題で、それについては論争が続いている。しかし、減塩する必要のあ

る人々については、低塩含有量の食品製品を現地で入手できることが絶対的である。

 トーブス氏の記事は光を放つことなく塩論争の熱を強めるだけで、患者への減塩の必要性を再び説明す

る面倒な仕事を医者に任せている。

F. ジョン・ゲナリ

バーリントン、バーモント州、2012.06.04

 

著者はバーモント大学医学部の名誉教授である。

 筋肉痙攣を避けるために食事に一匙の塩を振り掛けるように私は教育された。私の夫は高血圧で悩み、

塩を避けるように言われてきた。医者や保健政策専門家達は万能型の方法を採用することを止めるべき

で、全ての人が独特な代謝の体質を持っており、塩の必要性は著しく変化することを認めるべきである。

トルーディ・ホーデンフィールド

ダリエン、コネチカット州、2012.06.03

 

 換言すれば、高塩摂取量が血圧を上げ、あるいは高血圧は危険であることを示す十分な研究がないとトーブスが言っていることは間違っているだけでなく、低塩摂取量が危険率を30%下げるのに役立つ(我々は低塩摂取量だけが関係する要因ではなかったと仮定する)ことを示す“高血圧予防試験研究に関する15年間追跡”のような直接的に2つを関係付ける研究が今ではある。

 ミカエル・ジャコブセンはそのような問題に関して信頼できる情報源であることを我々は知っている。これがトーブスのトロールの心臓を貫く支柱か?バーモント大学の名誉教授が怒っているように賢明なトーブスが清澄な水を泥で汚すだけか?

 ここに引用する価値のある代替治療の本がある。低塩食と容易に分る健康改善を結び付ける研究があるだけでなく、ゲルソン治療:シャーロット・ゲルソンとモートン・ウォーカーDPMによるガンと他の病気のための驚くべき栄養プログラムによると、多くの研究はガンを含めて多くの他の慢性疾患に有益であることを示している。

      “塩を摂取しないだけでなく、ナトリウムの拮抗ミネラルであるカリウムを加えることについて説明す

る必要性がもっと多くある…高カリウム摂取量と低ナトリウム摂取量により血圧上昇を改善するだけでな

く、無塩食は関節炎、糖尿病、多発性硬化症、心血管疾患、自己免疫疾患、慢性疲労症候そして多くの他

の疾患のように全ての種類の急性と慢性の両方の疾病を改善する原因となる。”

ガンについてのゲルソンの考え方は、高カリウム-低ナトリウム食は腫瘍生成に反するように作用する。ことである。