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塩療法の歴史

History of Salt Therapy

https://saltsoftheearth.com.au/   

 

現代の塩療法は、ヨーロッパとロシアの塩鉱山に起源がある

 

 1843年、ポーランドの医師Felix Boczkowski博士は、ヴィエリチカの塩鉱山で働く男性が一般の人よりも呼吸器系の問題に苦しんでいないことを発見した。彼はこれを地下環境の鉱山労働者によって吸入されている塩エアロゾルに起因すると考えた。労働者が塩を採掘している間(塩のノミ、粉砕、ハンマーによる)、マイクロサイズの塩粒子が空気中に放出されていた。

 第二次世界大戦中、ドイツの町エネペタルにあるクルタート塩の洞窟は、激しい爆撃に対する避難所として使用された。人々は長い間洞窟にとどまり、塩粒子を吸い込んだ。ドイツの医師K.H.スパンナヘル博士は、塩鉱山に非難した人々が呼吸器系の問題から解放されたように見えることに気付いた。

 治療目的のための塩鉱山の使用は、ポーランド、ロシア、ベラルーシ、ルーマニア、アゼルバイジャン、アルメニア、スロバキア、ウクライナを含む多くの国で開発された。1980年、ウクライナのオデッサ科学研究所は最初のハロセラピー装置を開発した。この機械は地下の塩鉱山の状態をモデル化するために、塩の破砕と粉砕、および粒子の空気中への分散を再現した。このようにして、現代の塩療法(または「ハロセラピー」)が誕生した。

 1991年のソビエト連邦崩壊後、ハロセラピーは東ヨーロッパ以外でも出現し始め、呼吸器や皮膚の状態、運動能力、一般的な健康と福祉を支援する補完療法として西側世界で人気を集めている。