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減塩は血圧に投与量応答効果を示す

Dietary Sodium Reduction Shows a Dose-Response Effect on Blood Pressure

By Joe Elia

NEJM Journal Watch   2020.02.27

 

 成人の減塩は血圧を下げる、特に老人、非白人、高血圧者でそうであることをThe BMJのメタアナリシスは明らかにしている。研究者達は、高血圧の有無に係わらず約12,000人の参加者を含む133件のランダム化研究からの結果を調べた。全ての研究は塩摂取量を確認するために24時間尿収集を使った。

 通常の塩摂取量と比較して、減塩者は24時間で平均7.6 gの低下で、収縮期血圧で4.26 mmHg、拡張期血圧で2.07 mmHgの低下を示した。24時間で2.9 gの塩排泄量の低下当たり収縮期血圧で1.10 mmHg、拡張期血圧で0.33 mmHgの低下と関係していた。

 著者らは、短期間研究(15日以下で続けた介入)は長期間続けた人々よりも小さい血圧低下を示す傾向であったことを述べている。