戻る

老人の最適塩摂取量はまだ不明

Optimal Salt Intake in Elders Remains Elusive

By Larry Husten  

Edited by David G. Fairchild andJaye Elizabeth Hefner

NEJM Journal Watch  2015.01.20

 

 JAMA Internal Medicineに発表された新しい研究は、現在のナトリウム勧告値はかなり割引すべきであると言う新しいエビデンスを提供している。50歳以上の全ての人を含めて危険率が増加している多くの人々についてナトリウム摂取量は1,500 mg/d以下にすべきであるが、この目標は繰り返し疑問視されてきた。

 研究者達は71 - 80歳の成人約2,600人からの10年間追跡調査データを解析した。彼等のナトリウム摂取量は日常の食品摂取頻度のアンケートによって調査された。ナトリウム摂取量は死亡率または心臓血管疾患や心不全の発症率と有意に関係していなかった。非常に低い(<1,500 mg/d)または高い(>2,300 mg/d)摂取量と比較して中程度の摂取量(1,5002,300 mg/d)を支持する傾向があったが、統計的な有意性には達していなかった。

 “非常に低いナトリウム摂取量(<1,500 mg/d)について一般化された勧告値を実行する前に、老人で減塩の効果を明快に多分、テストすべきである。”と著者らは書いている。今のところ、この集団について彼等は“減塩(例えば、2,300 mg/d以下の目標)に向けてのもっと伝統的な方法”を支持している。