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フライデイ・フィードバック:FDA大塩論争に参加

              -産業界用の自主ガイドラインは重要か?             

Friday Feedback: FDA Joins Great Salt Debate

-       Will Voluntary Guideline for Industry Make a Difference?

By Kristen Monaco

MEDPAGETODAY  2016.06.03

 

FDAは何年間も会社に加工食品や包装食品の塩含有量を減らす目的でガイドラインを発表してきた。これは実際にどのくらいの塩摂取量がほとんどの人々の健康に悪いかを巡る論争の中から来ている。FDAの指示は拘束力がなく、当局は食品中の塩含有量を積極的に取り締まる職権を持っていないことが別の妙案である。

我々は以下のことを尋ねるメールによって予防医学専門家達と様々な保健管理専門家達と接触した:

ほとんどの人々は減塩すべきですか?

市販食品製品に塩を加えるFDAの指針に期待しますか?

人々の平均塩摂取量を有意に減らすことが本当にできますか?

今週の参加者はつぎのとおりである:

〇 ハーラン・クルムホルツ:コネチカット州ニューヘブンのイェール医学校医学教授で結果の研究評価イェール・センター長

〇 クリストファー・ガードナー:カリフォルニア州パロアルトのスタンフォード予防研究センターの医学教授

〇 レイネル・シェルリー:中央テキサスのベイラー・スコット・アンド・ホワイト・ヘルスの栄養士で認定高齢者糖尿病管理者

〇 ローレンス・カプラン:フィラデルフィアのテンプル大学のレービス・カッツ医学校の医学教授で専門間教育副学部長

〇 カレン C. ジョンソン:メンフィスのテネシー保健科学センター大学の予防医学教授

〇 アンドリュー・モラン:ニューヨーク市のニューヨーク-プレスビテリアン/コロンビア大学医療センターの医学准教授

〇 ダナ S. シンプラー:ボルチモアのマーシー医療センターの一次医療医師

〇 ミカエル・ブラハ:ボルチモアのジョンズ・ホプキンス大学の心疾患予防シッカロン・センターの臨床研究長

 

個別的

〇 クルムホルツ:人によって変わると思う。正常血圧者は減塩してもメリットはないだろう。塩の場合、非常に高い摂取量はある人々にとっては悪い健康結果と関係しているかもしれない。我々は誰が最も利益を得られるかを早急に理解しなければと思う。

〇 ガードナー:ビタミンやミネラル摂取量についての国民のガイドラインで、ナトリウムについてのRDA(一日推奨許容量)はなく、上限値があるだけのことを考える。アメリカ人の塩摂取量が少な過ぎることに関心はなく、ほとんどが最適値以上を摂取していることに関心があるだけである。

〇 シェリー:血圧が(薬物なしで)管理されていれば、厳しい減塩をする必要はない。

〇 カプラン:一般的に減塩すべきでないと私は思う。すなわち、ガイドラインは全ての人に適用できるわけではなく、高血圧や塩の過剰摂取で悪くなる他の合併症について危険率が高くならない患者が明らかにいる。問題はより微妙なガイドラインよりも誰にでも適用できるガイドラインを用意することがずっと容易であることである。

〇 ジョンソン:加工食品中の塩含有量を減らすことは集団全体の減塩に役立つ。塩感受性の人々については、減塩は血圧を下げ、高血圧の危険率を下げることに役立つだろう。婦人保健イニシアティブ研究からの我々の研究は、高塩摂取量は大腿骨骨折の危険率低下と関係していることを示唆した。

〇 モラン:高血圧者は食事の減塩で利益を得る。理論的にはこれは、高血圧を管理するために減塩するグループだけである。しかし、我々が購入する食品中で高塩含有量は一般的であり、特別な食品に従うことはほとんどの人々にとって難しい。集団全体の減塩する方向は危険性のある人々の血圧を下げる実際的な方法である…危険性が低い限り、正常血圧グループはどのようにしても害されない。

 

業界は協力しなければならない

〇 シェリー:減塩を勧めるFDAガイドラインの影響は徐々に起こる。我々は何某かのナトリウムを必要とする…我々が摂取しているほど多くはない。

〇 カプラン:結局、大多数の人々が減塩や加工食品を減らすことは良いことであるが、問題は新鮮な食品、製品、野菜などを食べることである。新鮮な製品を見つけ用意するよりも豆や他の野菜の缶詰を食べることはずっと容易である(患者にとって経済的であると共に便利である)。人々がFDAまたは政府のガイドラインが許可している食品を購入しようとすれば、会社はその製品を提供するが、自由市場経済では、財政的な奨励金がなくては起こらない。

〇 シンプラー:加工食品中に非常に多くの塩がある理由の一つは、人々がそれを何度も買うに十分な良い味に塩がするからだ。塩がないと加工食品を美味しくできないので、食品業界は塩と戦うことになる。

〇 ガードナー:食品業界が“低塩”製品を作る過去の努力と包装袋に表示することは、塩を少なくするほど美味しくなくなると言う印象の結果としてしばしば販売量が落ちる。FDAの指導は食品業界に成長し意味のある応答を支持し、進歩があることを促進させると私は思う。

〇 クルムホルツ:高い塩含有量の食品を塩が無くても美味しく出来るようにしてもらいたい。多くの食品が少ない塩で美味しくすることは可能で…業界は最低の必要量を使用することに挑戦すべきである。顧客のある者は塩感受性であるからだ。

〇 ガードナー:食品業界の自主的なガイドラインであるとすれば、不機嫌で懐疑的になり、アメリカ人が製品をあまり買わなくなることを意味すれば、何の目的も達しないと答える。

 

消費者の欲求を変える

〇 シェリー:塩摂取量をゆっくりと減らすと、味蕾は新しい濃度に再調整し、欲求は低くなり、人はそのことを気付かない。食べ物を味付けするためにスパイスやワインの使用は調理時に塩を使わないようにする大きな方法である。小さな変化は何でも可能にする。ほとんどの人々は、這う前に歩くことを学べない、と言う古い諺を知っている…小さな変化は身体を適用させる。

〇 ガードナー:平均的なアメリカ人の食事中の塩の約3/4は加工された包装食品から来ており、最大の影響は、アメリカ人が選ぶ自分で塩を加えない食品中の塩含有量を減らすことである。単に“塩をいくらか減らす”よりもむしろシェフや料理専門家はこれまで加えていたような多くの塩を加えないで、美味しい様々な文化的な料理からスパイスやハーブを利用することによって風味を引き立てる創造的な方法を見つけ出す考え方を持たなければならない。

〇 ブラハ:平均的な人々に減塩させることは難しい。しかし、あらかじめ調理済みの食べ物に変化を持たせ、血圧に及ぼす塩の影響についてもっと教育することで減塩を始める。

〇 モラン:行動の変化は難しい。集団全体の減塩提案が公衆保健政策立案者に魅力的な理由がこれである。しかし、大衆は食事中の塩含有量予測を変えることができ、食品会社への要求も既製食品中の塩含有量を変えることも可能性である。喫煙率を下げるのにどれくらい多くの時間を必要としたかを見るように、文化的な変化はゆっくりと進むことを心得ておくことは重要である。

〇 クルムホルツ:要点は不注意に塩を使うことではない…そして加工食品を避けることはそれを勧める多くの理由があるように思う。我々は全ての人々に塩について心配させるようにすべきではないと思う;しかし、むしろ塩に注意して、美味しさを増すためには使う。

〇 カプラン:我々はみんな短期間に変化させることは出来るが、保健上意味のある影響は、長期間購入する物によって起こることである。患者に不必要にもっと医療を受けさせることを私は勧めないが、結局、生活様式の変化が人々を不幸にするのであれば、減塩は最適な意見ではない。食生活の変化のようなことについては、政策はゆっくりと着実に進めていくことが一番良いと思う。したがって、減塩量には絶対的な量はないが、パーセンテージで下げれば持続させられる。