戻る

溶融塩電池はリチウム電池を置き換えることができ、

高温でも発火せずに作動する

高温電池は電解質として溶融塩を使用する。

Molten Salt Battery Can Replace Lithium Devices,

Works in Heat without catching Fire

By Prabhat Ranjan Mishra

https://interestingengineering.comより 2024.09.19

 

 安全で大容量のエネルギーを蓄える装置への需要が、世界中でイノベーションを推進している。従来のリチウム・イオン電池は、特に高温下では安全性が十分ではなく、そのような装置のイノベーションを妨げる一定の制限がある。

テネシー州に拠点を置くエネルギー会社は、複数の課題を克服するために、従来のリチウム・イオン電池に代わる新しいタイプの電池を導入した。

BioLargo Energy Technologiesは、同社の溶融塩ベースの電池は熱に強く、従来のエネルギー貯蔵装置よりも優れた代替品になり得ると主張している。

 

塩ベースの電池は発火しない

 これらの新しい電池は、作動させるために加熱する必要がある。メーカーは、塩は燃えないので、この装置は家庭や太陽エネルギー・システムでの使用に安全であると主張している。BioLargoの社会兼CEOであるRandall Mooreは、ニューヨークでは電動自転車を含むリチウム・イオン電池に関連する火災が数多く発生していると述べた。「このセルにはそのような問題はないであろう。」

 「主な目標は、人々が自宅や工場に持ち込んでも安全上の懸念がないセルを提供できることであると思う。最大の問題は、差し迫ったニーズを満たすための良い方法を見つけることである。」とMooreは語った。

 

BioLargo、エネルギー・プログラムをさまざまな国に拡大

 同社は、エネルギー・プログラムを世界各国に拡大している。10Newsによると、同社は921日土曜日、午後4時にオークリッジのBioLargo施設で、ノルウェーに拠点を置くエネルギー会社との提携を祝うテープカット式典を行なう予定。

 固体電池は、電解質として溶融塩を使用し、従来のエネルギー貯蔵装置に比べて多くの利点がある。新しい電池は、サイクルが長く、エネルギー密度が高く、高温で動作できる。

 

溶融塩電池は大規模な貯蔵用途に適している

 大規模なエネルギー貯蔵用途に適したこの新しいシステムは、堅牢性と効率性により、送電網蓄電や再生可能エネルギーの統合に使用できる。新しい装置は、信頼性が高く効率的なエネルギー貯蔵を提供することで、持続可能なエネルギー解決策を前進させることができる。

 一般的に、このような電池の電解質には、塩化ナトリウムと塩化カリウムや塩化マグネシウムなどの他に塩の組み合わせが含まれている。一部の企業は、塩を融点まで加熱して導電性媒体を作成する。

一部の電池メーカーは、材料科学、熱管理、電池設計の継続的な進歩により、溶融塩電池の将来は有望であると主張した。