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どうして塩を欲しがるの?

Why Am I Craving Salt?

By Natalie Butler

Healthline Newsletter 2017.05.19

 

概観

 塩は非常に嗜癖性のある味である。生きるために塩が必要であることから、我々の脳と体は塩を喜ぶように設計されている。人類の歴史過程を顧みて、塩を発見することは難しく、したがって、塩欲求は生き残りの仕組みに組み込まれた。

 しかし、今日平均的なアメリカ人は塩を食べ過ぎている。アメリカ心臓協会は、成人で3.8 – 6.1 g/dの塩摂取量を勧めている。それは1日当たり茶さじ1杯分にならない。しかし、ほとんどの人々は8.6 g/dに近い塩摂取量である。

 塩欲求は健康な状態の徴候であり、3時のおやつをあまり欲しがらないことかもしれない。塩欲求は体には重要であり、あまり食べられないことで重要性を認識する。

 

塩欲求の理由

 塩は栄養の世界では悪いと非難されている。多過ぎる塩は健康に良くない-致命的にさえなる-しかし、少な過ぎても危険である。塩は、筋肉を制御し、体液収支を維持することを含めて多くの体の機能に必要である。

 治療を要する医療状態の徴候として塩を欲しがる。突然の渇望が起こらないようにすべき理由がこの徴候である。いくつかの条件下では塩を欲しがる状態を引き起こす。

1.脱水

 適正に機能させるために体はある程度の液体量を維持する必要がある。その量が健康に必要な量以下に低下すると、塩欲求が始まる。これがもっと飲み食べるように体に働きかける方法である。

塩欲求に加えて脱水症の他の徴候は次の通りである:

  冷たくて湿っぽい肌

  めまい

  酷い喉の渇きを感じる

  頭痛

  尿排泄量の低下

  気分転換と短気

  早い脈拍

  筋肉痙攣またはこむらがり

 

2.電解質平衡異常

 体内の液体は生命維持に必要なミネラルを運ぶ。これらのミネラルは体の機能適正化に役立つ。通常の食卓塩の成分であるナトリウムはそのようなミネラルの一つである。電解質とも呼ばれるこれらのミネラルが平衡異常を起こすと、次のような徴候を示す:

  頭痛

  悪心または吐き気

  疲労またはエネルギー喪失

  短気と気分転換

  錯乱

  発作

 

3.アジソン病

副腎は生存に必要なホルモンを産生する器官である。アジソン病は副腎で産生されるホルモン量を低下させる稀な疾患である。この疾患患者は他の徴候に加えて塩欲求を経験する:

  激しい疲労またはエネルギー欠乏

  青白くじっとりとした皮膚

  低血圧

  食欲損失

  不明な減量

  長期間または持続的な下痢

  特に顔面の黒い斑点

  ほほの内側な腔内ただれ

 

4.ストレス

 副腎はコルチゾールを放出する器官である。このホルモンは血圧制御と体のストレス応答に役立つ。高塩摂取量の人々はストレスのある機関中にコルチゾールの放出量が少ないことを研究は示唆している。体が異常なストレスを処理する方法の一つが塩欲求である。

 

5.バーター症候群

 バーター症候群の人々はナトリウムを再吸収できない。摂取したナトリウムは尿を通して排泄される。これは慢性的にナトリウムが低いことを意味する。腎不全のこのグループは誕生時に存在し、したがって、症状は早くに現れる。それらには次のことがある:

  体重増加が少ない

  低血圧

  筋力低下または痙攣

  しきりに排尿する必要性を感じる

  便秘

  腎臓結石

 

6.妊娠

 妊娠初期の兆候として妊婦はしばしば吐き気や下痢を経験する。両状態とも容易に脱水症をもたらす。脱水症になると、異常を正常化するてまに役立つ方法として体は塩を欲する。

 

7.月経前症候

 月経が始まる前の数日、幅広い範囲の症候を経験する。これらには気分の揺れ、睡眠不足、食欲増加も含む。ある婦人については、これらの欲求は強い。塩辛い食品または甘い食品を欲する。必ずしも全ての婦人が月経前症候を経験するわけではない。

 

治療法の探索

 異常な塩欲求を経験しておれば、他の兆候や症状を観察する。これらの付加的な症状はポプコーンやポテト・チップスを好む以上に欲しがることを示している。それよりも多分、重要な他の状態の兆候を示しているかもしれない。

 塩欲求を経験中で脱水症の兆候を示し始めれば、緊急に医者に行く。脱水症が重症であり直ちに治療していなければ、重大な合併症をもたらす可能性がある。これらは発作を起こし死亡することもある。

 

診断

 経験中の他の兆候を理解して診断を受ける。医者の予約を取るために、兆候記録を作っておく。体に異常があれば何でも記録しておく。症状が小さ過ぎればなしとする。

 医者と話す時にはこの記録を示す。この記録があれば特別な診断で直接医者の役に立つ。また、診断するためにどのようなテストをすれば良いかの難しい判断にも役立つ。

 医者は電解質濃度を測定する血液検査を要求する。血液検査が異常を示さなければ、他の可能性のある原因を明らかにするために追加的な血液検査が役に立つ。例えば、アジソン病であることを示す血液中の抗体を探す血液検査である。

 

警戒

 時々チップスやポプコーンを欲しがることは通常の事であるが、自分で何時も塩を欲しがることに気付けば、もっと重要な問題の兆候を経験しているのかもしれない。医者と症状について相談する予約を取る。塩欲求は重要でないかもしれないが、いしゃに相談する必要がある問題の最初の兆候かもしれない。

 

減塩するための助言

 塩はどこにでもあり、何にでも入っている。事実、毎日の塩摂取量の推定77%は加工食品とレストランの料理から来る。

 パン、ソース、セリアル、缶詰野菜のようなコンビニ食品には不必要な塩が入っている。一回のファーストフード食事だけで一日に必要な塩摂取量以上を含んでいる。塩振出器を用いなくても、実感している以上に多くの塩を摂取している可能性がある。

 美味しさを無くさないで減塩しようと思えば、次の4つの調味料を使ってみる:

1.黒コショウ

 塩振出器を胡椒グラインダーと交換する。新たに砕いた黒コショウは予め砕かれているコショウよりもピリッとし香りが高い。それで塩がなくても味が良くなる。

2.ショウガ

 ローストされたまたは新鮮なショウガは野菜系からサラダ・ドレッシングまでの食品に強い香りを着ける。ショウガ臭の息が気になるのであれば、調理したショウガは香りが弱くなる。

3.酢

 低塩料理の最高の友の酢は次のように幅広く類別される:

  赤ワイン酢

  米ワイン酢

  リンゴ・ジュース酢

  バルサミック酢

  合成酢

 料理に数ミリグラムの塩を入れなくても酢は塩に似た風味を出せる。

4.柑橘

 酢のようにレモン、ライム、オレンジのピリッとした香りは、塩を食べなくても塩辛い食品を食べているように舌をだます。チキンや魚にかける柑橘の香りは塩が無くても美味しくする。