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高塩食は腸内微生物叢の健康に影響を与える

High-Salt Diet Impacts Health of Gut Microbiome

By Medical College of Georgia at August University     2020.06.09

 

ジョージア州オーガスタ(2020.06.09)-特に未治療高血圧の女性で、健康に良いという量まで減塩することは彼女らの腸内微生物叢と血圧の両方に良いと思われる、と科学者達は報告している。

 未治療高血圧成人145人の血液中に、特に女性で丁度6週間、アメリカ心臓協会のようなグループにより推奨されている5.8 g/dに近い塩摂取量は短鎖脂肪酸量、健康に良い微生物叢、血液の循環量の増加させる結果を科学者達は明らかにした。高血圧成人も血圧低下とより順応性のある血管を経験した。

 「関係がある。」とオーガスタ大学のジョージア医科大学のジョージア予防研究所の分子遺伝学者Haidong Zhu博士は、微生物叢が血圧を制御する直接的な役割があるエビデンスが増加しており、平均的なアメリカ人の高塩摂取量が健康的な方向性をどのように妨げる可能性があると言っている。

 科学者達の知る限り、高血圧誌における彼等の研究は、人の塩摂取量の減少が循環している短鎖脂肪酸にどの様に影響するかを最初に調べたものである、と研究に対応する著者であるZhuは言っている。新たなエビデンスは、特に塩感受性高血圧の動物モデルで高塩食が腸内細菌叢を帰ることを示唆しているが、人についてはほとんどデータがない。「我々は根底にあるメカニズムを理解しようと努めている。」とZhuは言う。彼の研究の焦点は、高塩食が高血圧を誘引する方法の理解を深めることを含んでいる。

 腸内細菌叢は胃腸管に生息している細菌、ビールス、原生動物そしてカビの全てである。それらは食物消化を助けることから体重増加傾向に影響を及ぼすことに対する免疫応答まで幅広い範囲の機能を持っている。微生物叢の問題はガンからアレルギーに対する胃腸問題まで幅広い疾患に関係している。

 短鎖脂肪酸は血圧制御に役割を果たしていることで知られている。腸に由来するこれらの小さな代謝物は循環全体に吸収されて、血管内壁や腎臓中にある受容体と結合し、レニン放出のようなことを制御する。レニンは腎臓をよく灌流させるように作用する酵素で、血圧調整で主要な役割を果たす。短鎖脂肪酸の血液濃度は腸内細菌叢の健康性の指標として考えられる。彼等の仮説は、わずかな塩摂取量の減少さえ循環している短鎖脂肪酸濃度を変化させ、血圧を低下させる、と言うことであった。

 科学者達は黒人、白人、アジア人、男性と女性、年齢30 – 75歳の混合した人々を見た。彼等は一般的に未治療高血圧者で、ロンドンのクイーン・メリー大学で前の研究に登録されていた。研究参加者の便試料が採取されなかったため、彼等は腸内細菌叢をもっと直接的に見られなかったので、その代わりに腸内細菌叢によって生産される主な代謝物である循環している短鎖脂肪酸を測定した。

 全ての参加者は塩摂取量を約5.1 g/dまでどの様にして下げるかについて看護師によって2週間にわたって詳細に説明された。これは研究の過程で強化された情報であった。その後、いわゆるランダム化されたプラセボ-コントロールのある研究で、参加者の半分は6週間毎日9回の塩錠剤またはプラセボ錠剤のいずれかを与えられ、その後、グループを交換した。

 我々が微生物叢によって消費した繊維の発酵最終生産物である8つの短鎖脂肪酸全てを減塩が増加させたことを彼等は明らかにした。我々はこれらの繊維の多くを消化する酵素を自然に含んでいない。彼等が明らかにした短鎖脂肪酸濃度の増加は低血圧と一貫して関係しており、血管の柔軟性を増加させた。

 高塩摂取量の期間は男女とも血圧を上昇させ、低塩摂取量に移動すると両性で改善が見られたが、移動は女性で最も劇的であった、とZhuは言う。我々は全て食事や環境のような要因によって影響される特有の微生物叢をわずかに持っているが、一般的に男女間で一定の差がある傾向である。「ナトリウムは両性において要因であるが、腸内細菌叢との関係における影響は女性でより大きいように思える。」とZhuは言う。「そのことが本当かどうか、そしてそれが成り立つのにどうして本当であるかを確認するために、それをさらに研究する必要がある。」多分、高塩摂取量は男女とも異なった経路を通して血圧に影響を及ぼすのだろう、と彼女は付け加える。

 事例として、心臓が収縮したときの圧力を示す最高値の24時間収縮期血圧は、女性が低塩摂取量対高塩摂取量にあるとき、ほとんど5ポイント低く、男性では3ポイント強低い。心臓や身体が休んでいる重要な時間の夜間血圧も低下し、低塩摂取量で女性では収縮期血圧は5ポイント近く、男性では3ポイント以下で低下する。将来、ジョージア医科大学の科学者達はより大規模な研究を行ない、便試料を採取して微生物叢含有量と健康をより直接的に調べ、彼等が見つけた性差が成り立つかどうかを見る。

 ネイチャー誌の2017年研究は、高塩食がネズミの微生物叢に影響を与えることを示した。炎症を抑制することで知られている通常優勢な微生物、特にラクトバチルス・ムリナスが減少させ、血圧を上昇させる;微生物を戻すことでこの血圧上昇を防止した。腸内細菌叢変化はまた、小規模なヒトのパイロット研究でも当てはまり、ドイツ人研究者達による研究は最初であるように見え、または最初の中で高血圧の要因としての腸内細菌叢の健康を強調した。

 アメリカ心臓協会はアメリカ人に5.8 g/d以下の塩摂取量を勧めているが、ほとんどの成人は8.6 g/d以上を摂取している。より伝統的に高塩摂取量は血圧制御で知られているレニンーアンジオテンシンーアルドステロン系やいわゆる「戦闘または飛行」応答を引き起こす交感神経系のような因子に影響を及ぼし、研究の焦点であった。「我々は多分、発色反応幾つかの新しい経路を明らかにしようと試みている。」と血圧制御の複雑な領域でZhuは言っている。

 腸内微生物叢は20,000のヒトゲノムよりも200倍も多いゲノムを持っており、重さ5ポンドにもなる。短鎖脂肪酸は結腸の内側を覆う上皮細胞の主要なエネルギー源である。その細胞は胃腸管から内容物が体内に漏れないようにしている。短鎖脂肪酸は炎症、肥満そして糖尿病のような通常の問題から我々を守る役割を果たしていると考えられる。