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塩大論争

The Great Salt Debate

By Brooke Randolph

dietsinreview.comより  2019.06.02

 

 父は母の家族の集まりで、皆が自分の食器で塩入れを与えられたことをからかった。両家族の集まりで、リンゴ、スイカ、カテッジチーズ、そしてパンプキンパイに塩を加える提案を聞いたことがある。私はパンプキンパイのファンではないが、正直なところそれをもっと甘く感じさせるためにそうした。したがって、ニューヨークでこの論文を読んだときに必ずしも驚かなかった。

 医学研究所のような政府の保健当局やミッセェル・オバマは、毎年数千人のアメリカ人を救えるという希望で、塩の使用を大きく減らすように全ての食品会社に促している。加工食品がアメリカ人の食事で塩の80%を占めることを読んで私は驚いたはずはない。

 塩(またはその欠乏)がほとんどの一般的な加工食品のある物で大きな差があることで私は驚かない。ミッシェ・モスは次のように書いている、

    塩味以外に塩は苦味を抑え、“温めた味”と呼ばれる食品加工生産の副作用に対抗する。その味は肉の味を

“ボール紙”または“湿った犬の毛”のようにできる、と科学者達は言った。

 塩がないと、人気のあるCheez-Itの色を変え、歯応えがなくなり、薬の味にする。コーンフレークは塩がないと金属的な味となると言われた。枯れた麦わらは塩のないEggosワッフルの味に与えられた記述であった。明らかに、Keebler Light Buttery Crackersのバター味だけは塩から来ている。一部の加工食品は単一の食品に10種の塩またはナトリウム化合物の成分が含まれていることを知ったのは少し驚きであった。

 食品会社はこの運動に反撃していることはそれほど驚くことではない。塩は味を良くし食品保存ニ有効だけでなく、費用効果もある。食品製品中の塩を分割するには食品会社に創造性ともっと多くの費用を要求する。食品会社が良い風味バランスを見つけられなければ、消費者は味の変化に失望するので、製品についてもっと変えなければならないことに関心を持っている。塩がなければ人々は製品を買わず、市場は製品を支持しないと食品会社は主張している。消費者は減量よりも健康にあまり熱意を持っていないように見え、したがって、低カロリー食品についての味の変化をより喜んで受け容れるように思える。

 食品会社が反撃し、高塩分食の危険性を重要視しないように試みる多くの方法は多分、私にとって驚きではない。より健康に良く美味しい食品を研究することにお金を費やすよりもむしろ食品会社が塩の危険性を転ずるための研究に資金を出し、新しい規制や規則を妨げるための努力で圧力をかける。ニューヨーク・タイムズの論文から私が本当に関係している一つのラインは“食品会社が、10%程度減塩することは容易であるが、それを行うことはさらに難しい、と言う”ことである。

 食品会社の忠実な顧客を生かし続けるために、可能な変更をする代わりに、食品会社は処方箋を変えようと戦い続ける様に思う。最適な解決策はないが、10%減塩するだけでどれくらい健康が改善されるのだろうか?