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塩の神話を揺り動かす

Shaking up the Salt Myth

By Chris Kresser

https://chriskresser.com/specialreports/salt/より

 

著者Chris Kresserについて

 世界のトップ25件の自然健康サイトの一つであるChrisKresser.comの創始者である。そのサイトで健康、医療、栄養に関する様々な情報を流しており、その中で塩に関する情報を論文にしてシリーズで提供しているので紹介する。

 

“何時の時代でも、塩はその固有の自然特性をはるかに超えた重要性を授けられてきた…。ホーマーは塩を神聖な物と呼んでいる。プラトンは塩を特に神に近いものとして評しており、我々は現在、塩に宗教的な儀式、契約、不思議な魔力に重きを置いている。世界の全ての地域で、また何時の時代でも塩がそうであったことは、地方の習慣的な情況あるいは意向で扱っているのではなく、一般的な人間の傾向で我々は扱っていることを示している。”

アーネスト・ジョーンズ、1912年 

 

 近年、塩は論争の対象となっており、高血圧、心疾患、脳卒中のような多くの健康に良くない結果をもたらすとして次第に非難されてきた。アメリカ人が1日当たり平均10 gを摂取している我々の近代の食事では、塩はどこにでもある。

 今日、我々が読み、聞きすることの多くは、我々に減塩する必要があることを語り、“食べ物の中で最も有害な一つの物質”として述べられてさえきた。

 しかし、我々が信じるようにされてきたように、塩は本当に危険な物であろうか?あるいは、我々が食べるべき塩の健康的で有益な範囲があるのだろうか?そして政府の減塩勧告は実際に健康に悪いのだろうか?

 この「塩の神話を揺り動かす」シリーズで、ヒトの食事における塩の歴史と同時に塩の生理学的要求量や最適な塩摂取量範囲に関する理論も探求する。少なすぎる塩摂取量と多過ぎる塩摂取量の危険性についてのエビデンスを示し、食事に含まれる塩の種類と量についてアドバイスする。

このシリーズでは、非常に誤解されているがヒトの食事の本質的な部分についてありのままの事実を提供する。

 

論文

  塩の歴史

  ヒトの塩の必要性

  塩制限の危険性

  減塩が正当化されるかもしれないとき

  健康的な塩の忠告