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塩について多分貴方が決して知らなかった13の事

13 Things You Probably Never Knew about Salt

By Jen McCaffery

Reader’s Digest   2021.03.29

塩は通貨として評価され、健康障害物として非難されてきたが、塩には目に見える以上の事が多くある。

かつては通貨として使われていた

 兵士がしばしば塩で支払われた古代ローマでは塩は非常に貴重であった。事実、「サラリー」と言う言葉は塩についてのラテン語salに由来する。兵士がお粗末な仕事をしたとき、給料は減らされることがあり、そのことから我々は「彼の塩ほどの価値がない」という表現を得た。

塩は今日でも価値がある

 1ポンド398ドルもするベルで鳴らして起こすアメジスト・バンブー9X塩は世界で最も高価であるかもしれない。この高価な物は生産するのに多くの時間がかかる-それは華氏1,400度以上の竹筒の中で9回焼かれる。ある店は、結果として生じる珍味は「ドラゴンが犠牲者を食べる前に味付けするために使用する物のような臭いがする。」と言う。

塩は大きな輸入品であった

 歴史的に塩の価値は食品を保存するその能力から来た。イタリアのベニスは今ではその運河で有名であるかもしれないが、塩の輸入は13世紀末までに影響力のある貿易大国としての台頭を後押しした。

塩はまた多くの象徴的な価値を持っていた

 「地の塩」、「塩の柱」、「塩の契約」と聖書で何度も言及されているのには理由がある。その防腐特性は塩を永続性と信念のための適切な比喩にした。

塩を減らすのは簡単ではない

 ナトリウムに関連した健康リスクについてほとんどの人々は知っているが、摂取量を減らすことは必ずしも容易ではない。ここに物事を展望するため塩について幾つかの事実がある。アメリカ人が摂取しているナトリウムの75%以上は加工食品から来る:パン、塩漬け肉、缶詰スープがリストのトップにある。塩辛いと感じない食品でも塩を含んでいることがある。例えば、メープルとブラウンシュガーを使ったインスタント・オートミールは1オンス当たり170 mgのナトリウムを含んでいる-小さなポテト・チップス1袋よりも少し多い。

フライドポテトでさえも必ずしも最大の犯人ではない

 塩について予想外の事実についてはどうか?様々な国からのファーストフード・メニュー項目のナトリウム量を調べた2012年調査は、ピッザやバーガーはフレンチ・フライよりも多いナトリウムを含んでいることを明らかにした。それらはより大きなサービング・サイズで提供されるからである。 

家で料理し、最新の注意を払っていても、余分な塩が肉に潜んでいる可能性がある

 米国農務省によると、全ての生肉の約60%と家禽製品は塩溶液を注入またはそれに浸漬される。包装に記載されている「強化」、「マリネ」、「バスト」、または「改善」という言葉は塩が入っていることを知らせている。それを避けるために、「最大4%の保持水を含む」といった標示のある製品を選ぶ、と栄養士のクリスティ・ブリセッテは言う。 

海塩はより健康的ではない

 海塩は食卓塩よりも健康に良いように聞こえるかもしれないが、ほとんどの海塩は食卓塩のようにほとんど同じ割合のナトリウムを含んでいる。ナトリウムのない調味料を探すのであれば、ニンニク、胡椒、オレガノ、セージ、ローズマリーおよびたのスパイスまたはハーブを試す。

何時も摂取量を減らすように心がける

 185研究の2017年レビューによると、高血圧でなくても、血圧を下げるために塩摂取量を減らすことは良い考えである。

頭痛を引き起こすことがある

 特に年配者では、塩振り出し器を使いすぎる手は頭痛を起こすこともある。60 – 80歳の高血圧者975人の研究は、食事中のナトリウムを減らすことは頭痛の危険率を減らすことと関係していたことを明らかにした。

それでも我々は全て、少なくともいくらかの塩を必要とする

 塩は栄養素や酸素の移動を促進し、神経伝達をし、そして筋肉の働きを助ける。平均的な成人の身体には約250 gのナトリウム訳者注:塩に換算すると635 gになり、これは塩の間違いと思われる)を含んでいる。

塩は甲状腺腫を治療した

 1920年代に塩は、ヨード欠乏で起こる甲状腺障害であるゴイターとの戦いの主要な道具となった。ヨード添加塩はアメリカの台所で日常品となり、ゴイターはほとんどなくなった。今日、小売店で販売されている食卓塩の約53%だけにヨード添加されている。

塩はほとんど道路に使われる

 食品中の塩についての全ての事実の後で、アメリカ合衆国で塩が一番使われている用途は全く食品ではないことを知って驚くかもしれない。2016年のアメリカ地質調査所によると、塩の約44%は融雪用の道路用塩であった。わずかに3%が農業や食品加工で使われた。