塩感受性は免疫細胞のシグナル伝達と代謝に影響を与える
Salt Sensitivity Includes Effects on Immune Cell Signalling and Metabolisms
By Domnik N. Müller, Sabrina Geisberger, Markus Kleinewietfeld & Jonathan Jantsch
Nature Reviews Immunology 2023;23:341-342 2023.04.24
過剰な塩摂取量は高血圧の危険因子であり、心血管疾患による罹患率と死亡率の増加に起因している。塩感受性は塩摂取量に対する血圧反応として古典的に定義されている。しかし、体液の浸透圧組成の調節におけるナトリウム(Na+)の極めて重要な役割に加えて、Na+は免疫細胞のエネルギー代謝を調節することを最近、報告した。したがって、細胞免疫代謝に対するこれらの効果を含めるために、塩感受性の定義を広げることを勧める。
以下本文を省略。