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オバマ政権の‘塩戦争’は悪い科学に基づく悪い政策である

The Obama Administration’s ‘War on Salt’ Is Bad Policy Based on Bad Science

 

By David Harsanyi

The Federalist   2016.06.02

 

米国で機能する数少ないあからさまな権威主義的な組織の1つである公益科学センター(CSPI)は、アメリカ人の塩摂取量を規制することを拒否したことについて連邦政府をかつて告訴した。心配なく。今週、オバマ政権は公益科学センターのがらくた科学に最終的に取り組み、会社に完全に無害な成分をまるで危険な化学物質であるかのように扱っている会社に注意を促すためにFDAに新しいガイドラインを設定させるようにした。

保健福祉省長官シルビア・バーウェルは、民間企業に塩含有量を下げるように圧力をかけることは、“消費者の手に力をほとんど戻すこと”であると説明した。もちろん、消費者は望めば既に一連の低塩含有量銘柄を選択できる。しかし、進歩的な言動で、選択肢を制限することは権力を得たことと同等である。我々の政府によると、あまりにも多くの選択肢を持っている消費者は“商品に対してデッキが積み上げられた、”と思う。良いニュースは、FDAが何事についてもほとんど常に悪者であることである。悪いニュースは、出しゃばりな政府にアメリカ人を悪いアドバイスでミスリードさせるようにする信じがたいほど馬鹿げた先例を、これらのガイドラインが設定することである。しかし、塩が貴方を殺していることを少し認めよう。

貴方がそれらの最後の非現実的な理想主義者の一人であれば、次のように自問するかもしれない:“どんな統治原理がオバマ政権に、全ての市民を安全にする十字軍を発進させる権限を与えることが健康的に生きることか?どんな原理が私のスープの塩辛さをどのように管理するための状態を承認するのか?”結局、人生はキラーである。DCが食品中の成分量を調整できれば-毒性の成分ではなく、同時に健康に良くない成分ではなく、隠れた成分でもないが、公益科学センターが愚痴をこぼすことを決定した成分-それは何を規制できないか?そして塩が湖の全ての注意に値するのであれば、どうしてオバマ政権は砂糖摂取による大量自殺を市民にさせるように認めたのか?酪農製品は?漂白された白い粉は?キャノラ油は?

“アメリカ人は心臓発作や脳卒中を減らすために塩摂取量を減らす必要がある、”と公益科学センター長マイケルJ.ジャコブソンは、食品医薬品局がそのメモを発表した後にABCニュースに説明した。“食品医薬品局が提案した目標を会社が達成すれば、公衆衛生に大きな利益があるだろう。会社がこれらの自発的な目標を達成しなければ、強制的な限界値が安全な塩含有量にするために必要であることを明らかにする。”

 さて、貴方は自問するかもしれない、“マイケルF.ジェイコブソンは、誰が私に何をする必要があるかを教えてくれるか?”そう、1971年以来、細心の注意を払って暴露されてきたジェイコブソン機関が言っていることは、自発的に何もしなければ、政府は貴方に強制する義務がある。そのことは最近のほぼ全ての面で正しいことである。しかし、そのことは全て脇に置いて、塩が悪くなければ、何が起こるか?公益科学センターが何時ものように間違っていれば、何が起こるか?食品医薬品局が間違った科学を推し進め、公衆衛生を改善することが何もないことを実行するように会社に強制すれば、何が起こるか?これらの実行が人々を傷つけることになれば、何が起こるか?

 少し前まで、疾病管理予防センター-食品について誇張した主張をしてきた長い歴史を持つ-は塩摂取量について行われてきた研究の評価するために国立医学アカデミーに権限を委任した。ほとんどの研究は塩摂取量と健康との間に何の関係もないことを示したことが分った。事実、幾つかは、塩が有益な効果を持っていることを明らかにした。8年間に3,700人の健常人を調べた査読済みアメリカ医学協会誌の研究は同様の利益を明らかにした。

 ここに塩の複雑な科学を述べたサイアンティフィック・アメリカンからの一端を示す:

    今週のアメリカ高血圧学会誌で6,250人の被験者を含む7件のメタアナリシスは、減塩が心臓発作、脳卒中の危険率、

   正常血圧者または高血圧者の死亡率を減らすと言う強いエビデンスはないことを明らかにした。5月に、アメリカ医学

協会誌に発表したヨーロッパの研究者達は、被験者が尿中に排泄するナトリウムが少ないほど、心疾患の死亡危険率が

大きくなったことを報告した。これらの結果は過剰な塩摂取量が健康に悪いという常識に疑問を投げかけたが、塩摂取量

と心疾患を関係付けるエビデンスは常に弱かった。

 

 明らかに、これらの研究が意味することを巡ってまだ不一致がある。しかし、科学界に誰も到達していないときに塩に関する立場を承認する職務をたしかに食品医薬品局は持っていない。“科学は不確実である。一般人口であれば、私は減塩を幅広く勧めることを支持できない、”と循環器医学に関する第一流の専門家であるスティーブン・ニッセンは今週USA Todayに語った。

 さて、これでアメリカ人が自分で考えたり行動したりする面倒を省けると私は考え、それが我々の好むところである。アメリカ人は何でも表示し、全ての事について警告されることをすることを望む。それが全てである。実験生物学誌のためのアメリカ社会連盟による新しい世論調査は、調査された人々の80%がDNAを含む食品に表示することを望んでいることを明らかにした。その数は遺伝子組替食品の表示を支持する人々とほぼ同じである。遺伝子組替食品はDNAと同じくらい危険であることが分っている。

 疑いもなく、人々に塩について尋ねると、同様の反応を見るだろう。しかし、一般的に健康でありたいと思っている人々は、自分達が持っており、他の人々が持っていない手段を使う。例えば、気になる方へ食品医薬品局はほとんどの包装食品に関するその栄養情報の全てを更新したばかりである。より透明性に心がけ、保証することは1つの問題であり、政府が悪い科学を固め、我々が食べられることを指図しようと試みる不必要に出しゃばった政策に係わることは別の問題である。