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中国のCALTナトリウム・イオン電池を発表-

大手自動車用電池メーカーとしては初めて

China’s CALT Unveils Sodium-Ion Battery – A first for a Major Car battery Maker

 

Reuters 2021.07.29

 

北京、729(ロイター)-木曜日に中国のCALTはナトリウム・イオン電池を発表した最初の大手自動車メーカーとなり、2023年に新技術のサプライチェーンを設立する計画であると述べた。

 電気自動車の人気が高まるにつれて、主要な電池成分、特にコバルトの需要が急増している。そのため自動車および電池メーカーは現在の3つの主要な技術であるニッケル-コバルトーアルミニウム(NCA)、ニッケル-コバルト-マンガン(NCM)、およびリン酸鉄リチウム(LFP)電池の代替品を探すようになった。ナトリウム・イオン電池にはリチウム、コバルト、ニッケルは含まれていない。新しい電池のコストの詳細は明らかにされていない。

 市場価値が約2,000億ドルの中国のトップ自動車電池メーカーであるCALTもナトリウム・イオン電池とリチウム・イオン電池を統合した電池パックを発表した。新しいナトリウム・イオン電池のエネルギー密度はリン酸鉄リチウム電池のエネルギー密度よりもまだ低いと、CALTの研究センターの副責任者であるHuang Qisenはオンライン・ブリーフィングで語った。しかし、彼は、それらが寒冷時および急速充電のシナリオでうまく機能すると付け加えた。

 日本のパナソニックや韓国のLG Chemと競合するCALTには、5,000人を超える研究者がいると会長のZeng Yuqunはブリーフィングで語った。

 また、電池セルを電気自動車のフレームに直接結合して走行距離を伸ばす他の技術も開発している。

 CALTが供給する自動車メーカーにはTesla IncVolkswagen AGGeelyが含まれている。