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塩に関するニューヨーク市の戦争-と科学

New York City’s War on Salt – and Science

By Post Editorial Board

New York Post September 12, 2015

                                           

 市の保健委員会は先週、塩恐怖症の背後にある科学に深刻な疑問があるにもかかわらず、メニューに塩の警告を書くようにレストランに要請した。ブルームバーグ時代は終わっていないのだろうか?

 その後、マイク市長は失敗した塩表示禁止から飲食店にカロリー数の強制的表示規則までニューヨーク市民の食事改善に全力を尽くしてきた。悲しいことに、新しいチームは熱心に乳母の役割を果たしているように見える。

 それらのカロリー表示はディナーの行動を変えないと言う十分に確立された事実を無視して、理事会はほとんどのレストランに塩振出器のシンボルを使うように満場一致で評決したので、顧客は連邦が勧めている5.8 g/dの塩摂取量限界値を超えて摂取していることを知っている。

 “どの製品が多くの塩を含んでいるかを消費者が理解することは非常に難しい、”と保健局の副委員長であるソニア・エンジェルは言って、高塩摂取量が心疾患や高血圧の危険率を増加させると言う長年にわたる恐怖を指摘した。

それでもそれらの恐怖は本物のようには見えない。連邦の医学研究所は二年前に減塩アドバイスは有効ではないと認めた。米国政府は今年中に改定された食事ガイドラインを発表する予定であり、ガイドラインが塩に関して新しい事項を適用するかどうかに関しては賭けはまだ開いている。

昨年、ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表された大きな研究は疑惑を呼び起こす最新の物であった。その著者の一人オンタリオ州マックマスタ―大学のアンドリュー・メンテ教授は率直に言う:“現在の塩ガイドラインについてはもはや確実な根拠はない”-そして尋ねる、“それなのにどうして我々は塩についてまだ人々を怖がらせるのか?”

 答えは簡単である:庶民の多くは道徳的に解釈することを好むが、セックスについての説教は今や低級とされる-したがって、“信仰”の代わりに“科学”を引用して、庶民は寝室の代わりに台所を支配することを目的としている。