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減塩食は健康のためにならない?

塩を巡る激しい論争を詳しく見る

Low-sodium Diets Don’t Benefits Health?

A Closer Look at the Maddening Debate over Salt

By Carly Weeks

The Glove and Mail  May 30, 2016

 

 低塩食は健康のためにならないと言う新しいニュースを表題は今週示した。減塩はほとんどの人々の健康を改善しないと結論をだ出し、事実、心血管問題の危険率を増加させるかもしれないとするランセットの新しい研究に記事は基づいていた。

 結果はWHOや心臓・脳卒中財団のようなグループによって数年間反復されてきた声明に反していた。すなわち、我々の大多数は塩を摂取し過ぎており、そのことは高血圧、心疾患、脳卒中、他の健康問題に寄与している。それらの問題は、減塩を主張する健康専門家と大きな減塩は良い考えではないと言う少ないが意見を述べる研究者グループとの間のますます激しくなっている論争をも強調している。どちらの側も他方の偏向や基本的な事実を知ろうとしないことを非難している。

 マックマスタ―大学准教授で新しい研究の筆頭者であるアンドリュー・メンテ博士はインタビューで、塩の食べ過ぎは健康に良くないと言う考え方に立って経歴を築いてきたので、減塩運動家は偏向していると言った。彼の研究の何某かは降圧剤製造会社からの資金を受けており、何人かの共著者はそれらの会社と財政的に結びついているが、これが利害の対立をもたらすという示唆はほとんどない、とメンテは言った。

 平均的な人々にとって、これらの幅広く異なった立場は混同しており、狂っている。意見の転換は、公衆保健声明を全面的に転換させたい人を納得させる種の事柄である。

 しかし、エビデンスを見ると、何も変わっていない。行われた研究の大多数は、塩の摂り過ぎは健康結果に影響を及ぼさないことを示してきた。同じほど説得力のある大量のエビデンスが出てきて減塩が健康に有害であることを示唆するまでは、公衆保健声明は同じままで変わらない。

 

背景

 ハミルトンのマックマスタ―大学研究者達によって行われた研究は約50ヶ国から133,000人以上のデータを調べた。血圧治療の有効性を大規模試験で研究したような多くの異なった研究からデータは集められた。4563歳までの範囲にある人々は高血圧者と正常血圧者に分けられた。研究者達は一回の尿試料と解析を行うために血圧測定値を使った。グループを中間の4.2年間追跡した後に、高血圧で尿中のナトリウムが高い人は重大な心臓問題または死亡で悩むことがより大きかったと彼等は結論を下した。しかし、高血圧でない人々については、高塩摂取量は悪い健康結果と無関係であった。事実、低塩摂取量の人々は死亡または重症の心血管疾患の有意な増加と結び付いていた、と研究者達は言っている。

 “我々の結果が示唆していることは、減塩は高血圧で高塩摂取量の人々だけで確認されるべきだ。”と研究者達は結論を下した。

 しかし、この解析にはいくつかの大きな問題がある。研究を非難して強く表現されている声明を出しているアメリカ心臓協会を十分に強く支持してきた。

 

ナトリウムの測定

 研究結果の判断に塩摂取量は重要であるが、正確なナトリウム測定は非常に難しいことが多く、問題であることを指摘しているが、以下省略する。

 

存在する健康問題

 塩摂取量7.6 g/d以下の人は一層死に易く重大な心臓問題で苦しみと言う結論についてはどうだろうか?メンテによると、この値以下の摂取量は危険となる体内の重大な疾患の引金を引く。

 しかし、アメリカ心臓協会はもっと説明がいると言った。研究には心不全や心疾患を含む重大な病気を持った人々を含んでいた。それらの人々は厳しい食事をしているかもしれないし、病気のために非常に少ししか食べないかもしれない。それらの人々は多くの健康リスクを持っているので、彼等は非常に多くの心疾患を経験し死亡していたことを研究は意味している。しかし、低塩摂取量が問題の原因であったことを意味していない。

 

より良い健康ニュース

 矛盾する健康ニュースを取り上げるメディア機関を指摘するのは容易であり、機関はいくつかの批判に値する。しかし、多くの場合、大学、病院、他の信頼できる機関だけが幸運にも興味を引くために疑わしいまたは潜在的に誤解させる研究を避ける。ランセットの塩研究ために書かれたプレス・リリースは“低塩食は有益ではない”と言明し、低塩食は心臓問題や死亡の危険率を増加させるかもしれないと述べた。

 結局、これらの物語の読者は、矛盾した声明を聞いた時期を忘れた人々で、本当のことを語る立場でない。論争の全ての側面に関して研究が続けられることが誰もの一番の関心事である。しかし、不完全な物語で人々に影響を及ぼす試みは信頼できない。