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塩水はCOVID-19と戦えるか?科学者達は症状を軽減し、病気を短縮する

可能性があることを示す証拠として異常な治療法の試験を開始する

Could Salt Water Fight Covid-19? Scientists Launch Trial of Unusual Remedy

 as Evidence Show It Could Reduce Symptoms and Shorten Illness

 

  エジンバラ大学は本当のCOVID-19患者で塩水うがいを研究している

  過去の研究では、日常の咳や風邪の期間を2日間短縮されることを示した

  科学者達はコロナビールスに感染しているスコットランドの成人を補充している

 

By Sam Blanchard

MailOnline 2020.06.25

 

 異常な治療法が実際に効くかどうかをテストしている科学者達によると、塩水はCOVID-19を治療できる。塩水うがいは咳や風邪の症状を軽減し、悪くなることを止めることが分っていた、と研究者達は言う。そして今、彼等は、気道に同様に感染するコロナビールスの軽い症状の人々を助けられるかどうかを明らかにしたいと思っている。

 エジンバラ大学の専門家達は、塩水うがいが体の抗ウイルス能力を高めるかどうかをテストする研究に参加できる人々を募集している。COVID-19の治療法を知ることは医者達にとってまだグレイの領域で、症状が軽い人にはパラセタモールとイブプロフェンに固執することを勧める。2つの抗ウイルス薬が重症患者へのNHSの使用が承認されているが、ステロイドのデキサメタゾンと抗エボラ出血熱の薬レムデシビルであるが、どちらも特効薬ではない。エジンバラ大学の科学者達は今や低コスト塩水うがいが軽い感染者に役立ち、もっと重症になることも防げるかどうかを明らかにしいと思っている。

 研究のアイデアは進行中の研究から一般的に咳や風邪の原因となる上部呼吸器感染に進んだ。それらの病気を持った人々はELVIS(エジンバラとロージアンのウイルス介入研究)と名付けられた試験で定期的に塩水うがいをすることからの利益を明らかにした。昨年発表されたELVIS試験からの結果は、塩水うがいをした人々はひどい咳が軽くなり、平均して2日間続いた鬱血と風邪が軽減することを明らかにした。また、家族に風邪を移しにくくし、あるいはうがいをしない人々と比べて薬局で薬を飲むことに頼らなくなった。最初の研究はコロナビールスと違った種類を研究していたエジンバラ大学チームは、塩水が体の自然にあるビールスと闘うメカニズムが病気になったときに引き金を引かれて、強化される可能性がある。

 塩と直接接触することはビールス自身に毒性効果をもたらす、または気道の細胞内の「自然免疫メカニズム」を刺激すると示唆された。塩は漂白剤に含まれておりウイルスを殺すことが知られている次亜塩素酸と呼ばれる化学物質を生成するために体の細胞によって使用されることがある、と研究者達は言った。

 エジンバラ大学アッシャー研究所所長のAziz Sheikh教授は言った:「我々は現在、COVID-19が疑われる、または確認されている人々に対する塩水介入の試行に向けて動いており、感染の影響と拡散を軽減するための有用な手段であることが証明されることを願っている。」「それは塩、水そしてうがい法をある程度理解するだけですみ、したがって、効果があると分れば、幅広く実行するために容易で費用がかからない。」

 研究はCOVID-19の症状を示し、あるいは最近ウイルスの陽性反応を示したスコットランドに住む成人だけを対象にしている。一部の参加者が塩水うがいをする一方、他の参加者がうがいをし、全員が同じロックダウン・ルールに従うという前回と同様の運用が期待される。咳と風邪の研究では、人々は症状の日記を2週間保管し、科学者達に報告し、科学者達はどのグループが最も上手く行ったかを比較した。NHSは現在、重症のコロナウイルス患者の治療のみを行っており、それらはまだ全ての人に効果がある訳ではない。1つはステロイドデキサメタゾンで、それは集中治療室の患者の死亡率を最大1/3に削減できることを研究は明らかにした。そして2つ目はレムデシビルと呼ばれるエボラ出血熱の治療薬で、回復時間の短縮に有望な結果を示している。両方とも、特にCOVID-19患者のためにNHSの使用が承認されている。イギリスの救急医の多くは見つけた抗ウイルス薬と抗生物質の実験に限定された。

 ボリス・ジョンソン首相は616日に発表されたデキサメタゾンの試験の成功を、コロナウイルス治療における「これまでで最大のブレークスルー」であると称賛した。彼は記者会見で次のように語った:「これまでで最大のブレークスルーが、ここイギリスの素晴しい科学者チームによって達成されたことを非常に嬉しく思う。」「イギリスの驚くべき科学的成果を祝うことには正当な理由があると思う。そしてそれがこの国だけでなく世界中にもたらす利益を祝う。」マット・ハンコック保健大臣はその結果を「驚くべきもの」と表現した。

 1950年代に最初に作られたデキサメタゾンは通常、潰瘍勢性大腸炎、関節炎、および幾つかの種類の癌を治療するために投与される。それは既に許可され、安全であると証明され、その意味するところは人の患者に直ちに使え、ゼネリック薬剤で、その意味するところは、世界中の企業が一斉に安く製造できる。

 6,000人のCOVID-19患者でオックスフォード大学の科学者達によって行われたRECOVERY試験の結果は、ステロイドが人工呼吸器を着けた8人のCOVID-19患者のうち1人、25人の酸素マスク患者のうち1人を死から救えたことを示唆している。それは、治療が死亡の危険を減らすことに大きな影響を与えることを示した最初の試験である。しかし、NHSに注射または11回の錠剤として投与されたこの薬は、ウイルスで入院した患者が酸素を必要としなかった人々には何の利益もなかった。保健局長はイギリスの供給を保護するために、企業が他の国に薬を輸出することを防ぐために禁止を課したと述べた。彼等は試験結果に先立ってそれを購入した後、イギリスの患者のために既に20万コースの薬を備蓄している。

 研究リーダーのマーチン・ランドレイ教授は、デキサメタゾンがイギリスの危機全体に使用されれば、5,000人の命を救えると言った。「コロナウイルスを治療する薬を設計する場合、これはまさにそれが機能することを望む方法である。」と彼は言った。ステロイドは炎症を引き越す体内の物質の放出を防ぐ。これは呼吸困難を引き起こす厄介なCOVID-19の合併症である。重症の体調不良患者では、肺が非常に炎症を起こし、仕事に苦労する。