戻る

回復医療のための管理された塩部屋微気象におけるハロセラピー

       Halotherapy in Controlled Salt Chamber Microclimate for Recovering Medicine      

By Alina Chervinskaya

Balneol Pol Tom 2007:49:133 – 141

 

要約

 このレビューは塩洞窟診療所の微気象要因をモデルとしたハロセラピー法を提供している。方法の開発、原理、微気象を管理する方法によってハロセラピーの利点に関する歴史的なデータを述べる。主な治療要因-乾燥微粒子塩エアロゾル、ハロセラピー法の治療効果の病態生理学的根拠の影響を論文でレビューする。論文は管理されたハロセラピー法とその技術を述べる。その技術は管理された乾燥塩微粒子発生器を設備している塩複合装置である。

 臨床効果に関するデータ、肺気管支疾患と耳鼻咽喉疾患の回復治療で使う方法の根拠、皮膚病と心血管合併症、呼吸器疾患に対する予防法も同様に述べる。子供の治療と回復におけるハロセラピー効果もレビューする。あらゆる種類の医療施設と回復施設におけるハロセラピーの将来的な使用の基礎も述べる。

 

ハロセラピーの起源

 過去10年間に、自然の因子をモデルにした治療大気の利用は回復リゾート医療で使われる物療の中で注目に値する方法となってきた。

 洞窟治療法は近代的な回復医療で全体的な傾向がさらに発展してきた方法の一つである。洞窟治療法(《スペレオン》はギリシャ語で《洞窟》)は治療のために地下洞窟の微気象の利用を意味する。洞窟治療法の最も展望的で人気のある傾向は塩洞窟(規定では元塩鉱山)の微気象の中での治療である。二畳紀地質紀に圧倒的多数の岩塩鉱床が形成された。古代の地下塩鉱床は塩採鉱のために使われた。1843年に、ポーランドの医者F. Bochkowskiは最初に塩粒子で満たされた大気は治療作用を持っていると仮定した。1958年にクラコウ地区のヴィエリチカの塩鉱山で、肺疾患患者についての最初の塩医療リゾートが設立された。今日、洞窟治療法は治療の慣習的で効果的な非薬物療法となった。多くの国々で、自然の洞窟を基に洞窟治療診療所が作られた-オーストリア(ザルツバッド-ザルツマン)、ポーランド(ヴィエリチカ)、ルーマニア(Siget)、アゼルバイジャン(Nakhichevan)、キルギスタン(Chon-Tuz)、ロシア‐ペルミ地域(Berezniki)、カルパチア‐ウクライナ(Solotvino)、ウクライナ(Artemovskドネツク地域)Byelorussia(Soligorsk)。洞窟治療診療所は主に深さ200 - 300メートルにある。それらの幾つか(Duz-Dag, Chon-Tuz)は海面上の中山地の高さにある。

 様々な洞窟治療診療所の微気象(温度、湿度、大気組成、大気イオンや他の物の存在)は特徴を持っている。温度、圧力不変、大気のガス組成、低い相対湿度、陰イオンの高い含有量、無菌、アレルギー源、炭酸の僅かに高い含有量によって特徴付けられる。塩洞窟で特別に治療される特別な効果を決める主な成分はある程度の密度(濃度)と粒径の空気-乾燥塩エアロゾルの細かい塩粒子の存在である。塩洞窟治療は岩塩粒子のある大気の医療作用で慢性肺疾患患者を治療する。

 洞窟治療診療所のエアロゾル組成は岩塩を構成している洞窟の構造に依存している。塩洞窟エアロゾルの主成分は塩化ナトリウムである。それは塩化ナトリウム洞窟治療診療所(Solotvino, Velichka, Chon-Tuz,その他)の主成分で、シルビナイト洞窟治療診療所(Perm地域)のエアロゾル主成分の主要(60 – 80)を構成している。異なった洞窟治療診療所の塩エアロゾルの(濃度)1 – 20 mg/m3(しばしば2 – 5 mg/m3)以内で変化する。自然の塩エアロゾルは吸入できる粒子(1 -5μm)を非常に多く含んでおり、それは呼吸器管に最も有効である事実が非常に重要である。さらにそれは無菌でほとんど滅菌された大気を作り出すことによって地下診療所の空気を清浄にする塩エアロゾルである。

 塩鉱山の微気象による洞窟治療法は非特定の減感作効果を持っており、そのことが感染と呼吸器管の炎症過程の低下を導き、局部の異なった器管やいのや全体的な保護機構を刺激する。治療過程で組織は全身系の機能再編を引き起こす微気象の特性に適応する。異なった洞窟治療診療所で行われた研究は洞窟治療法の処方を決定し、その利用の特殊な複合組織を発展させる可能性を示した。

 塩洞窟の洞窟治療法は有効な非薬物療法として患者と医者の認識を勝ち取った。しかし、方法のどうしようもない排他性とそれに関連したベッド数の少なさ、高い治療費、他の気象地帯に移動する必要性から自然にその普及が限られてきた。洞窟治療の処方は患者の範囲を著しく狭める禁忌でも制限される。

 幅広い患者範囲の治療に塩洞窟微気象の医療的品質を使う傾向は医療施設で人工的な微気象を再構成する方法の研究を動機付けてきた。洞窟治療法は地下施設の塩洞窟治療診療所の微気象要因を使う方法を基礎としてきた。80年代半ばで地下施設の塩洞窟微気象を利用する方法はロシアのセントペテルスブルグで《ハロセラピー》の名前を付けられた。後に、治療に地下施設を使いながら《洞窟気象治療法》、《洞窟治療法》その他と言った他の名前を使い始めた。科学論文でハロセラピーは《ハロエアロゾル治療法》と呼ばれる。

 塩洞窟の効果のある因子の利用を集め、主要因子として乾燥塩エアロゾルであることが分かり、ある安定した心地よい室温と最適湿度が最近《洞窟インパクト》の定義とされた。

 

方法の技術

 塩洞窟の微気象をモデルにしながら様々な技術が使われてきた。微気象を作り出すための最初の試み以来長い間に、壁を塩コーティング(ハライトまたはシルビナイト)するような受動的方法の使用だけで微細な塩エアロゾルの大気を室内で作り出すことは不可能であることが分かってきた。この方法は効果がないことが分かった。壁を覆う塩レンガは装飾目的だけで使われる。いわゆるフィルター-塩レンガで覆われた部屋では、迷路のような仕切りと換気システムが塩エアロゾルのありそうな給源として働き、エアロゾル粒子濃度は意味がない、または粒子がなかった;それには必要な濃度があり、粒子の分散が再生されなかった。

 近代的な理論考察と生成手段に関する蓄積された実行経験とエアロゾルの行動様式が明らかにしたことは、エアロゾルの治療的に重要なパラメーター(濃度、吸入粒子の必要量)を室内で再現させるには、特別なエアロゾル装置が必要で、それはハロジェネレイター-塩エアロゾルの発生器である。塩で覆われた壁は患者に及ぼす精神的、感情的インパクトのような補助機能だけを果たしており、温度と湿度条件と空気純度の維持(ハロジェネレイターで作られた塩エアロゾルとの相互作用による)は騒音吸収に寄与している。吸入器による塩水溶液分散の結果として湿ったエアロゾルで満たされた空気が微気象を作り出すために使われた。そのような方法の基本は塩水溶液のグループ吸入である。その他に室内空気の湿ったエアロゾルの不安定性のために、エアロゾルの測定はほとんど不可能である。塩水溶液の吸入は噴霧器を通してより上手く処理される。

 乾燥塩エアロゾルのもう一つの重要な機能は細菌の少ない空気とアレルギー源のない空気を維持することである。乾燥塩エアロゾルの必要濃度がない室内では、空気浄化は起こらず、治療中に患者は吐き出される空気からの生産物と呼吸器管の分泌物の蓄積に関連する感染による汚染の危険性を逃れる。殺菌効果を持たない湿った塩エアロゾルをスプレーすると、問題も生ずる。

 塩化ナトリウム微気象の影響の解析は、一回治療の最適化、全治療期間、高い効率と安定性について、他の病状の特性と同じ様に呼吸器疾患の特性を考慮した乾燥塩エアロゾル濃度を測定する必要がある。塩洞窟診療所の微気象を表示するための近代的な要求に関して、管理されたハロセラピー法が現在使われている。管理されたハロセラピーは方法の全てのパラメーターの再現と維持、治療過程で区別された投与量と塩エアロゾル濃度の制御法を提供している。

 方法の研究と共に、実行する装置の操作法が開発され改善されてきた。管理されたハロセラピー法はハロチャンバー、ハロルーム、ハロワードのような医療施設でモニターすることによって幾つかの治療法で塩エアロゾルの自然の濃度やパラメーターを作り出し維持するハロジェネレイターに基づいたハロコンプレックス装置で行われる。顧客に魅力を持たせる目的を持った施設はハロコンプレックスの《ソルトルーム》、《ソルト・グロット》、《塩洞窟》等を装備した施設である。そのような名前は塩で壁を覆った部屋についてもしばしば使われるが、ハロジェネレイターを装備していない。主な差は塩エアロゾルの自然環境を作り出す特別なエアロゾル発生装置がない事実である。主要な治療室には患者が心地よいアームチェアーに座れる。前室は操作員スタッフがいる操作室で、ハロジェネレイターを操作し、患者を記録する(図1、省略)。ハロジェネレイターは通常吸入できる粒子からなる乾燥微粒子エアロゾルを供給できる(80%以上)。現在のハロジェネレイターGDA01.17HALOSPA-01ASA-01.3はハロコンプレックスを装備して使われる。治療室で前述の治療法を維持する目的で、エアロゾル濃度の連続制御用のセンサーが設備されている。ハロジェネレイターのマイクロプロセッサーはフィードバック組合せによりセンサーの信号を処理し、部屋の様々な場所を自動的に測定することにより前述した塩エアロゾルのパラメーターを維持する。マイクロプロセッサー装置は証明や治療法間の換気システムについても対応している。治療室では、センサーは温度20-24℃、湿度40–60%の微気象を維持している。前述したように、初期の塩で覆われた壁は補助的に重要である。

 ハロジェネレイターが治療室に直接置かれているハロルームは最近ハロセラピーのために使われるようになってきた。ハロルームは塩の壁がなくても十分な価値を持って機能している。最も費用効果のあるそのような違った装置は、遊ぶ環境を作り出し特別に室内設計された小児科、幼稚園、学校で広く使われてきた。

 

管理された微気象のハロセラピーによる主要な治療要因

省略

 

作用機構

 塩エアロゾルについての実験研究と臨床研究によると、乾燥塩エアロゾルは呼吸器管に最も効果的である。地下診療所やハロセラピー法で使われている乾燥塩エアロゾルの作用機構は一連の研究で十分に分かっている。ハロエアロゾルの物性が非常に重要である。その組成の吸入粒子の発生率が作用効率と呼吸器管の最深部まで全ての部位に浸透することを保証している。ハロジェネレイターで作られる乾燥塩エアロゾルの表面エネルギーは、液体の分散で作られるエアロゾルと比較して高い。負に帯電したエアロゾル粒子はより

重要な性質を持っている、すなわちそれらは呼吸器上皮繊毛の作用を刺激する。呼吸器管に液滴(湿気)と乾燥塩エアロゾルの吸着の研究は、同じ様に分散された粒子の遅れの程度は乾燥エアロゾルで高いことを確かめた。様々なタイプの噴霧器(ジェット、超音波など)で室内に供給された湿った塩エアロゾルは乾燥エアロゾルと比べて効果がない。さらに高い湿度の室内は呼吸に不愉快で、他の副作用を引き起こす。

 実験と臨床データはハロセラピー作用機構の考え方を形成させた。主たる作用因子は乾燥した微細に粉砕された塩化ナトリウムであり:

-それは生理学的に浸透性を刺激する物として作用し、気管支粘膜の流動性質を改善し、繊毛のある上皮機能を助ける;

-導管から気管支空隙への液体流出を引き起こし、それにより気管支壁の浮腫と器管の不振の低下を助ける;

-都合の良いミクロフロラ(S. neumoniae, H. influenzaeなど)の除去を刺激する;

-静菌効果を持っている;

-呼吸器管の食細胞数を増加させ、食細胞活性を増強する(マクロファージ活性の増加)

-局部免疫と代謝工程にポジティブに影響する(SIgAと咽頭と気管支洗浄におけるラクトフェリンの増加、セロトニン分泌の正常化、気管支肺胞の洗浄でカテコラミン、セロトニン、ヒスタミンの初めに高められた濃度を下げる)

-粘膜上皮の電気生理学的細胞活性を強化する;

-都合の良いミクロフロラに関する上皮細胞のコロニー化抵抗を強化する;

-呼吸器管の生物群復活を助ける;

-総合的な免疫状態を改善する。

 このように乾燥して微細に粉砕された塩エアロゾルは呼吸器管に及ぼすムコ多糖類を加水分解する効果、気管支排水効果、抗炎症性効果、免疫応答調節効果を持っている。塩エアロゾルは気道《掃除》(宿主防御を強化する)効果を持っており、間接的に全体的な宿主防御を改善する(2、省略)。ハロエアロゾルは汚染物質による炎症によると同じ様に、感染や炎症によって引き起こされる影響で気道表面液に消炎と衛生化する効果を持っている。排液機能の改善と呼吸器管の炎症低下は過敏反応の緩和と気管支痙攣障害成分の低下に寄与する。

 ハロチャンバーに存在する僅かなエアロゾルイオンは生態組織の代謝と局所防御を活性化し、自律神経制御の工程を安定化し、心血管系、ホルモン・システム、胃腸管、呼吸器系の粘膜に好ましい効果を持っており、生体の中央と末梢ストレス制限システムに及ぼす適応力増強効果を持っている。ハロチャンバーに滞在することはアレルギー源や汚染物質のような外部の好ましくない影響との接触を防ぎ、自律神経系を安定化し、ポジティブな精神感情効果を持っている。全ての治療要因を考慮すると、ハロコンプレックスによって作られる微気象は呼吸器管、免疫、心血管系、皮膚外皮、自律神経系、精神感情領域に影響を及ぼすことが確認された。

 

方法の詳述

省略

 

応用分野

 管理されたハロセラピー法を使ったときに引き起こされるエアロゾル洞窟影響力のパラメーターを選ぶ可能性は医療や衛生の様々な分野の条件に適合する方法を保証する。

 ハロセラピー法は最も幅広い呼吸器疾患の全てについて述べられている。リハビリ法としてハロセラピー法は急性気管支炎、長引いた肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、異なった段階の喘息、ホルモン依存型、気管支拡張症、嚢胞性繊維症を含む治療コースの様々な臨床的病因論的変異体を持つ患者に対して述べられている。塩エアロゾルの濃度を考慮した治療は著しい閉塞性機能不全の重症疾患にハロセラピー法を適用する。ランダム化比較プラセボ研究は慢性気管支肺疾患(喘息、COPD)患者の回復治療とリハビリの複合に含まれる方法は薬剤治療の最適投与量で患者の82 – 96%で最高の臨床効果を達成し、治療効率の上昇と軽減の延長に寄与することを示した。

 小児科の実行で、ハロセラピーは発症後の期間と発作中に喘息の子供達の治療とリハビリに最もしばしば使われた(75 – 85%の効率)。高い効率は特に閉塞性型で再発した気管支炎の子供達の治療で達成された。ハロセラピーの治療効果の見通しは子供達の細菌異常増殖やアレルギー反応を妨げる抗細菌医療の処方を著しく軽減させる。しばしば病気の子供達のための予防コースは疾患再発の危険性を解消し、回復のスピードアップに寄与する。医療の様々な分野(肺臓学、アレルギー学、小児学、耳鼻咽喉学、皮膚科学、その他)におけるハロセラピー法の長期間臨床応用は、その機構の研究も含めてその方法には回復効果があることを理解できるようにしてきた。ロシアでは、ハロコンプレックスは数百ヶ所の保健センターで使われている。最近、ハロコンプレックスは温泉産業で使われるようになってきた。肺疾患や危険因子を持った患者(悪条件下で働いている人々)で保健予防センターの回復施設における使用法は1.5 – 2倍以下の呼吸器疾患率を達成することを可能にし、主要疾患の悪化を阻止した。ハロセラピーは職業上の肺疾患患者の複雑な治療で使われている。ハロセラピーの適用は花粉アレルギー患者の82%で有効である。喫煙者や外因危険因子を持った患者のための予防的ハロセラピー治療は粘膜繊毛の浄化値を回復させ、閉塞症の最初の兆候を解消させ、呼吸器管防御を復活させる。3ヶ月間のハロセラピー治療中、週2回の予防的使用によって、急性呼吸器ビールス感染の罹病率の低下は条件付き健全性と同じ様に慢性肺疾患患者で達成されたが、COPD発症で脅された。

 塩エアロゾル濃度の特別な仕様の適用で、呼吸器疾患だけではなく耳鼻咽喉科学と皮膚美容術の分野でもハロセラピーの使用が可能になる。乾燥塩エアロゾルは鼻と咽頭粘膜に及ぼす消炎性と抗浮腫効果を持っている。慢性咽頭炎、鼻炎、副鼻腔炎で鼻の副鼻洞の効果も同様である。ハロエアロゾルの免疫モデル効果は耳鼻咽喉科の病状で証明されてきた。鼻疾患の伝統的な治療法としてハロセラピーの使用は血管運動神経鼻炎とアレルギー性鼻炎で最大の効果を持った場合で72 – 87%のポジティブな結果を達成した。乾燥塩エアロゾルは慢性副鼻腔炎で鼻と付随する副鼻洞の粘膜に好ましい効果を及ぼす。急性副鼻腔炎患者の90%で、最初の穿刺後に述べられている乾燥塩エアロゾルの2 – 3回の吸入は衛生的な効果を持っている。

 管理されたハロセラピー法は皮膚疾患(拡散性神経皮膚病、アレルギー性皮膚炎、湿疹、乾癬、その他)の治療に成功している。ハロチャンバーに滞在することはポジティブな浄化効果を持っており、皮膚を覆う生物群を復活させ、微小循環を改善し、それらの全ては美容プログラムで使用される。

 ハロセラピーの長期間使用は心臓血管病、老人に関連しているCOPD患者でそれを使える心血管系に及ぼす副作用について方法の安全性を示してきた。老齢の喘息患者や心血管疾患(虚血、高血圧、循環不全脳障害)に関連したCOPD患者でのハロセラピー使用は何の悪い反応もなくポジティブな臨床効果を達成した。ハロセラピー使用のポジティブな結果が冠状動脈バイパス手術後の患者で達成された。そのような患者で治療に役立つ運動、胸郭マッサージ、温泉療法と磁気療法の局部治療、ハロセラピーによるエアロゾル治療を含む様々なリハビリも勧める。

 全体的に乾燥塩エアロゾル適正な治療濃度を選ぶ能力を持って管理された微気象を適用する研究と臨床経験は心血管系の状態にポジティブなハロセラピー効果を示した。現在では管理されたハロセラピー法は心血管疾患患者のリハビリの心血管疾患プログラムで心血管疾患を含んでいる。

 

ハロセラピーの実施

 ハロセラピーは他の物理療法や非薬物療法と上手く結び付けられる。ハロセラピーの効力は汗を流す運動、真空胸郭マッサージ、運動療法と共に増加する。空気イオン治療法、芳香療法、植物療法、磁気療法、レーザー療法、超音波、低周波電磁界、正常気圧低酸素療法と共にハロセラピーの使用は体裁がよかった。

 ロシア連邦では、ハロセラピーは公衆保健省によって医療使用のために公式に認可された。現在では管理されたハロコンプレックスは1000ヶ所以上の医療施設と衛生施設で設置されてきた。

 過去7年間(2000 – 2006)のハロセラピー応用の解析は、その方法が様々な医療施設、予防施設、衛生施設によって使われてきたことを示した。最も多い需要で、ハロセラピーは療養所と健康リゾートにある(43)。昨年中にハロセラピーは温泉施設のサニタリー・プログラムで紹介された。ハロコンプレックス(ハロチャンバーとハロルーム)は外来患者部、物理療法、治療学、肺気腫、リハビリテーション、病院の耳鼻咽喉科、産業企業の医療部で幅広く使われている(34)。外来患者部と病院で、ハロセラピー適用についての最も合理的で組織的な形態は日々の診療である。実行経験は、ハロセラピー使用が幼稚園や学校の子供達に勧められることが示された(23)。予防効果の幅広い可能性のために、この部分は成長を続けている。

 

結論

 このように洞窟治療法は新しい医療技術-管理されたハロセラピーへとさらに開発されてきた。方法の成功は採用された自然要因-乾燥塩エアロゾルの供給と制御を確実にする因子を原理的に制御できることにある。作用機構についての科学的根拠、エビデンスに基づく基準に関する研究によって立証された臨床効果、様々な公衆保健分野における実際の適用はリハビリ、サナトリウム、ヘルス・リゾート、予防医学でハロセラピーの幅広い期待を持てる。数多くの研究や実際の適用の幅広い経験は全ての種類の医療施設や回復施設でリハビリや予防医学としてハロセラピーの利用の効果と幅広い好機を確認する。