高塩摂取量は低い血圧と関係していることを研究は発見、

何十年にもわたる医学的アドバイスと矛盾

Study Finds Higher Salt Intake Is Associated with Lower Blood Pressure, Contradicting Decades of Medical Advice

By Bradley J. Fikes

sott.netより　　　　2017.04.25

　何十年にもわたって受け入れられている医学的知恵に対する別の打撃で、最も名声があり、長期間研究の1つが、低塩摂取量は血圧を下げないことを発表している。ほとんどのアメリカ人が完全に健康的な塩の量を摂取していることも研究は説明している。しかし、それでも人口の約20 – 25％の塩感受性者は減塩する必要がある。

　今日与えられているフラミンガム子孫研究によると、6.4 g/d以下の塩摂取量は実際に高血圧と関係している。アメリカ心臓協会は5.8 g/d以下の塩摂取量を勧めている。高血圧は心疾患や脳卒中の知られている危険因子である。したがって、減塩は血圧を下げ、したがって、心血管疾患や脳卒中の危険率を下げると仮定されている。しかし、その仮定は根拠がないことを研究は発見した。さらに、最低の血圧は、アメリカ心臓協会のような医療当

局によって危険を伴うほど危険と考えられている量の10.2 g/d以上の塩摂取量の人々によ

最低の塩摂取量の人々(青線)はフラミンガム子孫研究からの報告で最高血圧であった。

って記録された。

　6.4 – 10.2 g/dの塩摂取量の人々は非常に僅かに高血圧であるが、低塩摂取量グループよりもかなり低くかった。平均的なアメリカ人は8.6 g/dの塩を摂取している。カルシウム、カリウムそしてマグネシウムの比較的高い摂取量も比較的低い血圧と関係していた。最低の読値は平均して9.4 mg/dの塩摂取量と3.211 g/dのカリウム摂取量の人からの値であった。研究は画期的なフラミンガム心臓研究の派生物である。どちらも国立心臓・肺・血液研究所とボストン大学のプロジェクトである。新しい報告はボストン大学医学部の医学准教授のリンL. ムーアによる実験生物学会議中にシカゴで配られた。報告書は血圧と心疾患危険率を下げるために3.8 g/d以下の塩摂取量を勧めているアメリカ心臓協会からのアドバイスを直接的に否認している。アメリカ心臓協会はThe New England Journal of Medicine (NEJM) の2001年研究に記載されている勧告値を正当化している。研究は協会によって「科学的声明」に引用されている。

最新情報

　この記事は火曜日の午前8時半に始めから発表された。それはごく最近、午後2時半に更新された。NEJM研究は30日間に412人の参加者を調べた。彼等は高血圧者と非高血圧者でコントロール食またはDASH食のいずれかにランダムに割り当てられた。DASH食は野菜・果物・低脂肪乳製品の多い食事である。

　フラミンガム子孫研究は16年間追跡された2,600人の男女集団に関する結果に基づいていた。それはNEJM研究が短期間のためにできなかった塩摂取量の長期間結果を得られることを意味している。

生物学的に決定？

　人々は一般的に必要とする塩の量を摂取しているという仮説にもっと注意を払う必要がある、とムーアは言った。換言すれば、人々はある範囲内に塩摂取量を維持するように生物学的に操作されている。この操作を変えると予想外の健康問題を起こす可能性があることをJ字型曲線は説明している。

　「減塩は血圧以外の他のシステムに及ぼす多くの効果を持っているエビデンスがある。」とムーアは言った。「血圧を上昇させる働きのある酵素に言及して「低いレニン濃度よりもむしろ高い濃度で終わっている。」「コレステロールが上昇し、トリグリセライド濃度が上昇することを他の研究は示してきた。したがって、血圧とは関係なく、減塩で設定されて活性化されるように思える心疾患に対する既知の危険因子に及ぼす多くの効果がある。」と彼女は言った。

増大するエビデンスは塩の容疑を晴らす

　近年の他の報告は塩に関する食事アドバイスの科学的根拠に挑戦してきた。これらにはアメリカ高血圧学会誌の2014年9月研究の2011年コクラン・レビュー研究やアメリカ医学協会誌の2015年1月の研究がある。

　2010年アメリカ人の食事ガイドラインは全人口に5.8 g/d以下の塩摂取量を勧めた。報告書はアメリカ保健福祉省と農務省との合同プロジェクトである。しかし、医学研究所による2013年報告書は情報の質が不十分であったことも一因として、特にその制限を承認することを断った。「結局、関連する研究の量と質の両方が最適とは言えないことを委員会は発見した。」と医学研究所報告書は繊細に述べた。

　しかし、エビデンスの大部分は高塩摂取量と心血管疾患との間の相関関係を示している、とも慎重に表現された報告書は結論を下した。

　5.8 g/d以下に塩摂取量を下げることは心血管疾患または全人口死亡の危険率を上昇させるか、あるいは低下させるかのいずれかである、と結論を下すにはエビデンスが不十分であったとも報告書は述べた。

　アメリカ人の食事ガイドラインの2015年版は5.8 g/d以下に塩摂取量を下げる勧告を繰り返している。次のガイドラインは2020年に発表される計画である。