戻る

国際的な保健専門家達が塩を取り上げる

International Health Experts Take on Sodium

By Salt Institute  

https://apnews.com より  2018.06.21

 

ユタ州パークシティ 2018621日 (GLOBE NEWSWIRE)

 循環器健康結果に関係する世界最高の科学者達4人が塩と健康に関して率直に議論するために今日集まった。集団規模の減塩が行われる前に、健康結果に及ぼす塩の影響に関して至急大規模なランダム化比較試験を要する、と彼等は結論を下した。2018年の世界塩シンポジウムで今日行われたパネルはアルバート・アインシュタイン医科大学のミカエルH.アルダーマン博士、マックマスタ―大学のアンドリュー・メンテ博士、カリフォルニア大学デイビス校のデビッドA.マッカロン博士、ルーベン大学のジャンA.スタッセン教授であった。

 アメリカ高血圧学会誌編集者のアルダーマン博士は次のように言った、“世界中の塩摂取量は平均約9.1 g/d、その範囲は6.6 – 12.7 g/dである。”この中間範囲に世界人口の約90%が入っている。400,000人以上の参加者になる30研究以上が塩摂取量と全死因および循環器による死亡との間に“U”または“J”字型関係を確立した。最適生存は、摂取量が7.1 – 12.7 g/dの人々で実現された。特に、通常範囲摂取量の人々と比較して5.1 g/d以下の摂取量で優れた健康結果のエビデンスはなかった。過剰摂取量に関係した危険率増加は高血圧者に限られているらしい。これらの事実の説明は明らかである。現在の一般的な医療行為または集団の塩摂取量のいずれかを修正する努力には科学的正当性はない。”

 メンテ博士と彼のチームは、都市と農村における前向き疫学調査(PURE)研究で血圧、循環器疾患危険率、そして死亡率に及ぼす塩摂取量の影響についてこれまでで最大の疫学的研究を行った。“高血圧の有無に係わらず低塩摂取量は平均摂取量と比較して心不全、脳卒中、死亡とより関係していることを我々は明らかにした、”と彼は言った。メンテ博士の研究調査は5大陸の低、中、高収入諸国から100,000人以上を含んでいた。

 マッカロン博士の研究は高血圧に及ぼす今ではDASH食と呼ばれる食事パターンの影響を明らかにした。“きちんと整理された研究は、循環器による死亡と全死亡の危険率を増加させる不十分な塩摂取量の悪い健康結果を明らかにした。エビデンスはまた、集団の摂取量を下げるために食品供給の塩含有量を下げるイギリスの国家政策のような国家政策の無益を示している。脳は常に政策に勝り、政策を間違って指示する、”と彼は言った。

 スタッセン博士はベルギー、ルーベン大学循環器疾患のKUルーベン部で高血圧と循環器疫学研究ユニットを率いている。“血圧と塩摂取量に関係したエビデンスは通常の塩摂取量の人々で高血圧発症の危険率増加に関係していない。統計的モデルは、わずかな塩摂取量が実質的に循環器疾患や医療費を下げられると言う確信に導いた。正常血圧者のボランティア、または高血圧患者、またはチンパンジーによる短期間の介入研究は塩に対する一般的な集団の長期間被爆に合理的に外挿できない。アメリカ成人の中でわずかに9%だけが現在5.8 g/d以下の塩摂取量で、まさに0.6%が3.8 g/d以下の摂取量で、人類の歴史でかつて計画された最も積極的な生活様式介入となっている現在の塩摂取量勧告値となっている。”