戻る

血圧の塩感受性についてのバイオマーカーが発見された

Biomarker for Salt Sensitivity of Blood Pressure Discovered

Science Daily

Source: Boston University School of Medicine   2018.08.09

初めて研究者達は年齢、性別に関係なく血圧における塩感受性の危険性と関係している遺伝標識(GNA12)を明らかにした。

　この発見で病院に行っているときに血圧の塩感受性を明らかにする簡単なテストが開発されるとことを願っている。

　高血圧はアメリカ成人のほぼ二人に一人に影響を及ぼし、世界中の非伝染性の主要な死因である。高血圧が2020年まで死亡と疾病の世界的な第一原因であると言われている。血圧の塩感受性は高血圧と増加している心血管危険性の主要な危険因子であり、アメリカ成人の99％が勧められている毎日の塩摂取量を越えていることと高度に関連している。

　“血圧の塩感受性を示す患者を特定できる血圧の塩感受性を篩い分ける可能性のある遺伝的方法に我々のデータは強調している。この特別な指標を持つことは、指標を持っていない人々よりも塩感受性であるらしい可能性が3倍になる、”ボストン大学医学校の薬理学と実験治療学の准教授である通信著者リチャード・ウェインフォードは説明した。

　研究者達は2グループの患者を観察した。第一のグループは高塩摂取量に対する応答で血圧変化はなかった(塩抵抗性であることを意味する)。第二グループの患者は高塩摂取量に対する応答で血圧上昇を示した(塩感受性であることを意味する)。両グループともその後GNA12遺伝子の遺伝的変動について篩い分けられた。遺伝子変動をもった患者はより塩感受性である可能性があった。

　“血圧の個人的な塩感受性の単一診断指標を開発することは合併症に関連した塩感受性になる危険性のある個人を明らかにし、確立された塩感受性状態の個人で危険率層別化と治療決定の手助けとなる。”

　結果はPhysiological Genomics誌に発表される。