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塩摂取量が減量に寄与するという意見を新しい研究は嘘と暴く

New Study Debunks Notion That Salt Consumption Contributes to Weight Loss

By Lindsey Diaz-Maclnnis

MedicalXpress   January 21, 2020

 

 高血圧はアメリカ合衆国で1.5億人以上の成人に影響を及ぼす。心臓発作や脳卒中を含む健康問題の範囲について彼等の危険率を増加させるからだ。塩摂取量は喉の渇きを刺激し、飲料摂取量を増加させることにより血圧を高くすることに寄与するので、減塩は血圧を下げるための重要な戦略であると広く考えられている。最近の研究は、高塩摂取量が喉の渇きと飲料摂取量を実際に刺激することはなく、身体の総エネルギー必要量を変えることによって減量を促進することもないことを示唆した。

 Beth Israel Deaconess medical Centerの医学准教授のStephen Juraschekが率いる新しい研究はこれらの矛盾する結果に新しい光を注いでいる。高血圧成人の減塩は喉の渇き、尿量、血圧を減らすが、代謝エネルギー必要量に影響を及ぼさないことを研究者達は明らかにした。高血圧(Hypertension)誌に発表されたこれらの結果は、最近の研究で論争されている血圧管理に減塩が重要であると言う伝統的な見解を支持している。

 完了している高血圧予防のための食事療法(DASH)-ナトリウム試験のデータを使用し、2001年に発表されたランダム化比較給餌試験から、研究者達は2つの異なった食事-典型的なアメリカ食(コントロール食)あるいは健康的な食事(DASH)を食べた参加者の血圧に関して三段階の塩摂取量(低、中、高)の影響を調べた。DASH-ナトリウム試験のこの第二回目の解析で、研究者達は参加者のエネルギー摂取量、体重、自己申告の喉の渇き、そして24時間尿量に及ぼす塩摂取量の影響を測定した。

 減らした塩摂取量は安定した体重を維持するために必要なエネルギー量に影響を及ぼさなかったが、参加者の喉の渇きを減らしたことを研究者達は明らかにした。さらに、尿量は減らされた塩摂取量で変わらなかったか、低くなったかのどちらかであった。それと共に、高血圧成人では減塩は喉の渇き、尿量(飲料摂取量にも当たる)そして血圧を低下させることをこれらの結果は示唆している。これらの変化は体重を一定に維持するために必要なエネルギー量を変化させないで生じた。

 “我々の研究はこの科学的論争に有意義に寄与しており、血圧を下げる手段として減塩の重要性を過少評価している。血圧のために広く人口の減塩を目標とした公衆衛生勧告は肥満に寄与する恐れなく続けるべきである、”とJuraschekは言った。

 次の段階として、Juraschekと彼の同僚達は糖尿病成人で長期間にわたって塩摂取量の影響を研究し続け、同時に国民健康栄養試験調査(NHANES)のような大規模な国家データセットはもちろん臨床試験を通して臨床結果に及ぼす水分摂取量の影響も調べることを計画している。