COVID-19に関連する疾患の治療におけるハロセラピーの重要性
The Importance of Halotherapy in the Treatment of COVID-19 Related Diseases
By Burhanettin Uysal, Ebrar Ulusinan
J Clin Exp Invest 2020;11 2020.08.29
要約
2019年末に中国、武漢で最初に現われ、数十万人の死亡を引き起こしたCOVID-19の治療と治療後のリハビリテーションは患者と科学者達の両方に非常に重要となった。特に患者の治癒でいくつかの慢性的な健康問題は代替治療法の出現につながる。気道に及ぼす効果のために、回復した患者の慢性呼吸器疾患の引き金を引くCOVID-19に関して重要な研究が行われてきた。幾つかの研究で、回復した患者は疾患前の能力で肺機能を使えないことが分った。人の下気道の上部に塩の微粒子を供給する治療法であるハロセラピーは呼吸器感染、喘息、アレルギー性の慢性気管支炎、風邪、咽頭炎、鼻炎、扁桃炎、慢性閉塞性肺疾患、そして様々な皮膚疾患用の自然で信頼できる治療法治療法である。ハロセラピーは代替医療で重要な位置にある。多くの研究が慢性呼吸器疾患におけるハロセラピーの利点に関して行われてきた。それは塩治療法と洞窟治療法の両方と考えられる。この文脈で、ハロセラピーはこれらの研究に基づいた我々の研究でCOVID-19疾患患者の慢性呼吸器疾患の治療に有用となる可能性があると考えられる。また、塩療法と洞窟治療法が慢性呼吸器疾患の治療に含まれる領域でCOVID-19患者の治療に科学的研究が勧められる。
はじめに
深刻な副作用のないハロセラピー(HT)は呼吸器感染、喘息、アレルギー性の慢性気管支炎、風邪、咽頭炎、鼻炎、扁桃炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、そして様々な皮膚疾患用の自然で信頼できる治療法治療法である。この治療法は特に近年一層人気となってきた。代替医療の定義としてHTを含んでいると考えられる。代替医療は、公共医療が教えられ提供されている機関外の治療・診断分野のグループである。実は、それには代替医療科学、自立グループ、瞑想、ヨガあるいはカイロプラクティックと同様なストレス管理、ホメオパシー、鍼療法、生体自己制御、ハーブ治療、そしてマッサージのような「全身医療」と呼ばれる治療に基づく身体と精神関係が含まれることが知られている。
HTは通常の風邪や呼吸器疾患症状の治療だけでなく、アレルギー源のために一般的な口や呼吸器衛生の提供でも人の下気道の上部に塩の微粒子を供給する治療法である。これらの疾患のためのHTの利点の他に、それは休息と新鮮な空気を得られ居心地の良い場所や休息時間を見つけられない人々が日々の生活のストレスを逃れられ、生活様式を維持できる環境を作り出すことによってストレス、疲労、頭痛のような心身医学的な疾患のためにも提供される。研究で有害でないことは明らかであるが、治療中に咳や痰が多くなる幾つかの副作用が観察された。しかし、これらの副作用は気道をきれいにすることに寄与する有用な効果として実際に考えられている。さらに慢性的な非特異的肺疾患の非薬物療法でもある。HTは世界中の重要な保健問題であるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療で卓越して効果的な治療法でもある。
SARS(重症の急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、鳥インフルエンザA(H7N9)、そしてインフルエンザA(H1N1)のような以前の急性呼吸器感染症のように集中治療を要するCOVID-19大発生の医療と治療は大発生中に患者の回復に大きく影響する。簡易集中治療を要するCOVID-19のための最も明らかな理由は急性呼吸促迫症候群(ARDS)であり、それは患者の2/3に見られ、呼吸サポートが治療基準を提供することでは極端に重要である。観察されたCOVID-19で最初の臨床症状はほとんどの患者で発熱と呼吸器症候群で、子供よりもむしろ60歳以上の患者への影響は肺炎である。そして胃腸症候群と無症候群の感染も述べられている。この文脈で、中国で1099人の患者に行われた研究で、COVID-19は呼吸器管に影響を及ぼすことによって重要な損傷を引き起こし、患者の約80%は肺炎、3.4%はARDSになった。
我々の研究で、COVID-19によって引き起こされた慢性呼吸器疾患と肺疾患の治療法として使われるHTについての最新の情報を提供し、文献情報を明らかにすることを目的とした。
方法
ハロセラピー
概念
ハロセラピーの種類
塩治療法
洞窟治療法
補足的代替医療に関するハロセラピー
塩治療におけるハロセラピー
OVID-19大発生工程における死亡と新生疾患の原因
以上の項目は省略
考察と結論
代替医療用の要求は日々増加している。マクレナンらによって行われた研究で(1996年)、南オーストラリアの人口の半分が代替医療に頼り、その1/5が代替医療を提供する人々に治療サービスを提供したことが分った。アイゼンバーグらによって行われた別の研究によると、代替医療との使用は1990 – 1997年に急激に広まった。クロセッティらが行って研究で(1996年)、補足的代替医療応用はガン患者でしばしば使われるために発見された。
新鮮な空気のある場所を探すことは難しくなってきたので、人々の予防や健康警告についての情報は増加している。特に、大都会の住民は肉体的精神的状態を改善する機会を見つけることを試みている。様々な呼吸器疾患や皮膚疾患に対する代替医療のハロセラピーは、患者の精神感情的状態の及ぼす明確な効果を持った快いリラックス出来る環境を作り出す。また、基本的な治療に加えて使われるとき、この方法は薬の効果を増強し、投薬量を減らすために開発された。他方、この方法は薬に対する悪い応答を除く傾向があり、したがって、治療効果を増加させる。
チェルビンスカヤとジルバーが行った様々な呼吸器疾患患者124人でハロセラピーの効果を評価した研究(1995年)では、70 -80%(疾病分類学による)の改善が3 – 5回のハロセラピー治療後に見られた。患者達は喀痰の向上、咳込みの減少、そして呼吸器障害の減少を観察したが、睡眠、疲労、虚弱も改善され、神経系を改善した。圧倒的な多数の事例で、喘息発作の回数と呼吸の苦痛は減少または消えた。同様に、喘息患者のパイロット研究で、ハロゲン化された塩部屋は軽症喘息の子供達に幾つかの有益な効果を提供するように思える。COVID-19に感染した喘息患者の適当なモニターと管理は喘息発作を遅らせ、感染管理に役立つようである。この点で、COVID-19感染し回復した喘息患者のハロセラピーで補助して管理と追跡は有益であるかもしれないと思えた。
ハロセラピー治療後、12人の中距離ランナーの別の研究で、全ての被験者で排気量増加と、動脈血液の酸素飽和や無呼吸と低酸素症に対する抵抗性と同様に優れた呼吸指標のパーセント増加が観察された。
嚢胞性繊維症患者が3週間に45分間のハロセラピー治療を9回受けたパイロット研究で、SNOT-20、Borg Dyspnea スケール、体力分野、健康認識分野、そして微症候の副鼻腔疾患の嚢胞性繊維症患者の消化分野で幾つかの利点があるかもしれないと思われた。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者で呼吸器管の不快感を緩和させるためにハロセラピーを勧められた67人のCOPD患者の研究で、ハロセラピーと塩水吸引の両方で治療された患者で歩行距離と1秒量が改善され、ハロセラピーで治療された患者で生活の質が改善された。ハロセラピーでCOPD患者の治療コースに従った別の研究で、咳をする頻度や強度の軽減、容易な喀痰と言った肯定的な症状が参加者の大部分で観察された。
塩療法と洞窟治療法の両方として、ハロセラピーは呼吸器疾患で有用であるかもしれない重要な研究がある。研究は始められたとき、ハロセラピーはCOVID-19感染過程で生ずる疾患の治療に有用であるかもしれないと考えられた。塩療法と洞窟治療法が積極的に行われている地域でCOVID-19患者治療用の科学的研究が勧められている。