塩と心疾患の関係は疑問

Salt-Heart Disease Link Questioned

By Rob Stein

Washington Post July 6, 2011

　塩摂取量と心疾患との関係について重大な新しい科学的解析は疑問を提起している。ブリテイン、エクセター大学のロッド・S.テイラーと彼の仲間はコクラン共同研究について科学文献の総合的レビューを行った。この機関は医学的な疑問についてエビデンスを解析する独立的した研究者達の国際機関である。

　アメリカ高血圧学会誌に発表された論文で、食事中の塩の量を減らした正常血圧者と高血圧者の6,257人の成人を含む７研究を研究者達は明らかにした。研究のメタアナリシスを行うために彼らがデータをプールしたとき、減塩が心疾患による死亡、または他の理由による死亡の機会を減らすと言う明らかなエビデンスを研究者達は見つけられなかった、と研究者達は報告した。

　減塩しようとする政府の努力は“軽率で多分、公衆保健には有害” であったとする最新のエビデンスとして新しい解析を挙げて塩協会は水曜日に声明を発表した。

　減塩は血圧にわずかな低下を生じさせるエビデンスはあったとはいえ、低下が何らかの効果があったか、あるいは死亡の機会に関する他のものがあったかどうかを確定する十分なエビデンスはなかった、と研究者達は言った。

　塩摂取量の潜在的な危険性についての関心のために、多くの政府は食事中の塩分量を下げる試みを段階的に採ってきた、と研究者達は述べた。例えば、アメリカ合衆国では食品医薬品局は心疾患についての関心のために、毎日アメリカ人が摂取する塩分量をゆっくりと下げていく試みの計画を展開してきた。しかし、コクラン・ライブラリーがオンラインでも発表した見解である結果に基づくと、塩摂取量と心疾患との関係を明らかにすることを試みる追加の研究を研究者達は要求した。

　“塩摂取量の低い目標値を設定する政府や製品から塩分を下げようと作業している食品製造者と共に、減塩の利益と危険性を十分に理解できるいくつかの大規模な試験研究を行うことが本当に重要である。”と解析を発表した声明でテイラーは言った。