減塩は有益よりも有害ではないか?
減塩はコレステロールを上昇させることを専門家達は発見
Could Cutting Back on salt Do More Harm Than Good? Experts Find It Raises Cholesterol
By Sadie Whitelocks
MailOnline 2011.11.09
● 減塩はコレステロール上昇の引金を引き、血塊の危険性を増加させる
● 減塩には‘強いエビデンスがない’ことを示すこれまでの結果は早死の危険率を低下させることを支持
減塩は有益よりも有害であり、心臓に悪い化学物質を増やす、と科学者達は警告する。塩の多い食事は血圧を上昇させると国民保健サービスは述べ、政府は健康リスクに焦点を置いて長期間の運動を行ってきた。しかし、コペンハーゲン大学の研究者達は今、減塩は既に心臓に問題を抱えている患者では死亡を増加させる、と主張している。
40,000人以上を含む67件の前の研究を調査すると、減塩はコレステロールを2.5%上昇させる引金を引き、血塊を起こす原因となる種類の脂肪を7%上昇させることを明らかになった。食事変化はレニンと呼ばれるタンパク質を腎臓により多く放出させる原因となることも示し、そのホルモンであるアルドステロンは血圧を上昇させることと関係している。
研究リーダーのニールス・グラウダル博士は次のように言った:‘コレステロールの増加は心臓血管疾患による死亡の危険率を増加させるだろう。’人々は減塩をする代わりに禁煙、アルコール摂取量低下、減量に集中すべきである、と彼は言った。彼らの研究は7月に発表されたエクスター大学の結果に従っており、心疾患や早死の危険率を下げる食事で塩の量を下げる強いエビデンスは何もなかった、と結論を下していた。しかし、多くはアメリカ高血圧学会誌に発表された最近の結果に懐疑的で、減塩の主たる有益性を十分に評価していない、と言っている。
CASHの会長であるグラハム・マグレガー教授は、最近の論文の詳細な試験は1ヶ月以上続けてコレステロールに有意な増加はなかった、と言った。4週間でレニンとアルドステロンのわずかな増加は、血圧を下げるために利尿剤が与えられた時に生ずることと同じである。‘著者の主張に反して、減塩は世界で脳卒中、心臓発作、心不全、ごく普通の死因、疾病の予防に大きな利益があると言う多くのエビデンスをこの研究は支持している。’と彼は言った。
一方、黒人心臓病学者協会の主席科学担当官であるケイス C. フェルディナンドはCNNに次のように語った:‘全集団で減塩は心臓血管疾患を減らすことで巨大な利益を持っており、多分、命を救う勧告にこの研究は従っているだけである。’国民保健サービスによると、成人は1日当たりわずかに6 gの塩を摂取すべきで、塩摂取量はベーコン、チーズ、サラミ、塩付の乾燥煎りナッツのような食品に注意することによって減らせる。