戻る

塩、摂り過ぎか少なすぎか、保健専門家の間で論争

Salt, More or Less, a Matter of Dispute among Health Experts

Chicago Tribune September 16, 2013

By Michelle Fay Cortez

 

ミネアポリス-塩は健康に良い食事にとってどれくらいが多すぎるのか少なすぎるのかに関して同意できない政府機関と保健助言者との間で論争の中心となっている。

 最低の勧告値まで減塩することは健康を改善しないで有害であるかもしれないと医学研究所が発表してから4か月経って、米国の疾患予防管理センターは意見が違うと言った。アメリカ高血圧学会誌で月曜日に発表された論文で、疾患予防管理センターとニューヨーク市保健当局は、アメリカ人により少ない塩を食べさせることは数千人の生命を救う可能性を持った主要目標で変わらない、と言った。

 医者やニュース機関が、減塩するための国の努力を意味する結果は無益で潜在的に危険であることを示唆してから、医学研究所の報告書は論争を混乱させた。医学研究所の報告書を要請した疾患予防管理センター、ニューヨーク市保健部、その他は減塩要請を繰り返すために現在、執筆中である。

 “現在の高い塩摂取量と減塩を支持する多数の科学的事実があることから、減塩戦略は公衆保健計画の先頭に残っていなければならない、と我々は強く信じている。減塩は命を救うという正しいメッセージを確保することは公衆保健政策のリーダー、ジャーナリスト、政府当局の連帯責任である。”とニューヨーク市保健部長Thomas Farleyと同僚は言った。

 減塩が心疾患や死亡を予防できたかどうかを知るために医学研究所のレビューは過去10年間の研究を解析した。高い塩摂取量は心疾患の危険率を増加させる一方で、過度の減塩はある人々にとっては危険にもなることを報告書は明らかにした。

 塩の問題に取り組むとき、どのくらい低い摂取量にすべきかと言う疑問は未解決である。米国保健社会福祉省は一般に2,300 mg/d(塩として5.84gに当たる)以下を勧めており、高血圧者や黒人、51歳以上の老人には1,500 mg/d(塩として3.81gに当たる)を勧めている。危険率の高い疾病集団はアメリカ人口のほぼ半分を占める。

 疾患予防管理センターは3,400 mg/d(塩として8.64gに当たる)という現在の平均摂取量から下げてアメリカ人集団を前述の水準にまで持って行きたいと言っている、と疾病予防管理センター長Thomas Friedenと同僚は書いた。

 その目標は危険かもしれない、とアメリカ高血圧学会誌の主任編集者であるMichael H. Alderman博士は言った。論争のあらゆる角度を調査した8件の報告書とコメントを彼はまとめた。心疾患と塩摂取量との関係はJ型曲線であり、低くても高くても危険となる、と彼は電話インタビューで語った。

 最初の仮定が意味を持っている、と彼は言った。30 – 50%の減塩は中程度に血圧を下げる。血圧低下は心臓を守るための多くの研究で証明されてきた。したがって、減塩は心臓を守るだろうと人々は仮定した。問題は、データがこの結論を支持していないことである、と彼は言った。

 “血圧を下げるに必要な程度まで減塩すれば、心臓発作、脳卒中、死亡を促進させる何かを含め、多くの他の影響も出てくる。そこまでの減塩はそんなに簡単なことではない。そのような事実があることを我々は知らない。” と彼は言った。

 優れた健康と調和する幅広い塩摂取量があるように思える、と彼は言った。摂り過ぎることも、摂り過ぎないことも問題である。それらの量を完全に明らかにするためにはもっと研究が必要である、と彼は言った。

 “勧められた塩摂取量以下を食べている人々は一層健康であると言う事実を30年間一生懸命探してきたが、見出せなかったので、ひょっとしてそれは無いのではないかと考えて人々を躊躇させているかもしれない。矛盾したデータがあることはない。2,300 mg/d以下を食べている人々は一層健康であることを示唆するデータもない。”と彼は言った。

患者にとって安全で有益な摂取量がどれくらいかを示す事実を提供することは、これらの推奨値を支持する疾病予防管理センターや他の機関の義務である、とAldermanは言った。

 “高血圧は私のゲームである。もちろん、血圧を下げることに関心がある。しかし、本当に関心を持っていることは命を救い、心臓発作や脳卒中を予防することである。”と彼は言った。